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こんにちは。店長です。

下記の商品を新入荷しました。

 

・緑の召喚術師

・4人じゃたりない!

・カタカナーシ

 

また下記の商品を再入荷しております。

 

・ゲットスイートラブ

・ゲットスマートラブ

・ペンギンパーティ

・バルバロッサ

・なつのたからもの

・コヨーテ

・枯山水

・ハツデン

・花火

・パンデミック:クトゥルフの呼び声

・緑の幽霊屋敷

・ガンダムザゲーム

・王宮のささやき

・スティーブンスンロケット

・海底探険

・クアックサルバー

 

よろしくお願い致します。

「ゲスクラブ」
制作:スカイ・ファン
メーカー:グループSNE/cosaic
プレイ人数:2~8人
対象年齢:10才以上
プレイ時間:約20~30分

 


 

「下衆じゃなくてGUESSです」

というわけで、みなさんおなじみまして。もしくは、はじめまして。
作家でフリーライターの、新井淳平です。
担当38回目となる今回のレビュー作品は、こちら。

『ゲス・クラブ』。
描かれているのは、ネオン輝く豪華な建物。
ちなみにタイトルの「ゲス」は英語の「GUESS」=「推測」という意味なんですが――
あらすじを見ると、ちょっと「下衆」とダブルミーニングになっている気も。
というわけで、まずはあらすじ(当方の脚色あり)をチェック!

高名なゲスクラブには、さまざまな専門家やプロフェッショナルが集っています。
ここを訪れたあなたは、彼らと知恵比べをすることになります。
だが、彼らの狙いはズバリ、あなたの財布の中身。
勝てば一攫千金、負ければ文無し。
彼らに勝利し見事大金を手にするためには、きっと狡猾に振る舞うことが不可欠でしょう。
人の思考を読み、賢く立ち回り……めざせ、ゲスの極み!

ゲームは3ラウンドの勝負。
出題プレイヤーの決めた「お題」から連想するもの6つを、6枚の手札にそれぞれペンで書き込みます。
手番が回ってきたら手札をプレイ。もし、他の誰かが同じ回答を書いていたら賞金GET。
ただし、逆に誰も書いていなかった場合は罰金となってしまいます。
基本的な流れは以上。……直感的で純粋なゲームですね。
でも、実はもう1要素あります。
プレイヤーは手番中に「手札をプレイする」以外にも「賭ける」行動を選ぶことができます。
予想して所持金をベットするのは、「現在のラウンド中に何回答えが一致するか」、その数です。
的中させることができれば、ラウンド終了時に大金を獲得することができます。
ゲームは最終的に、最も多くのお金を持っていたプレイヤーの勝利。
――というわけで。
まずはコンポーネントの確認とセットアップを行っていきましょう。

【ゲーム準備&コンポーネント紹介】
まずは各自のプレイヤーカラーを決めます。
そしてその色の〈プレイヤーマーカー〉4個、手札となる〈回答カード〉6枚を受け取る。
あとは、手札をセットする〈カードホルダー〉と〈ペン〉を1個ずつ。
スタート時の所持金は「150ドル」($50チップ×2・$10チップ×5)です。
残りのチップは卓上にまとめて置き〈銀行〉とします。

卓の中央に〈ゲームボード〉を置き、真ん中に〈賞金ボウル〉を嵌め込みます。
ボウルの中には、賞金となる「$10チップ×3」を入れておきましょう。
次に、ボードの脇に〈ボーナスボード〉を置きます。
これは「ラウンド終了時に予想を的中させていたらもらえるボーナス金」を置く場所。
……現在のラウンド数を表示する意味もあるね。

ボーナスの額はプレイ人数に応じて決まっています(詳細は〈報酬表カード〉をチェック)。
なお、今回は4人プレイなので、1・2ラウンド目がそれぞれ「$40」。3ラウンド目が「$70」。

次に「回答の一致数」を表す〈ガラストークン〉(写真右下)を〈ゲームボード〉の「0」に設置。
「お題」を決定するための〈カテゴリーカード〉19枚は、シャッフルして山札にしておきます。
以上でセットアップは完了。……5分と掛からない簡潔さですね。
では、ここからは実際のゲームの流れを見ていきましょう。

【ゲームの流れ】
●カテゴリー選択フェイズ
まずは適当な方法で「出題プレイヤー」を決め、その人に「お題」を決めてもらいます。
〈カテゴリーカード〉を1枚めくり、そこに書かれているものから選んでもいいし、自由に選んでもOK。
慣れてきたら、自由に発想して決めたって大丈夫です。
……フリーダム! 俺たちは自由だーっ!

ただし、ここで一点だけ注意。
お題は、回答が10個以上存在するものでないといけません。
例えば「野球のポジション」とか「アイドルグループの『嵐』のメンバー」とかはダメよ。
……じゃあ「『乃木坂46』のメンバー」はOKだよね?(ワクテカ)
ところが、それもちょっと待った。
出題者以外のプレイヤーには、お題を拒否する権利があります。
わからないものを出題されてもゲームになりませんから、当然ですね。
現に〈カテゴリーカード〉に記されている「政治家」「巨大ロボ」なんてお題は向き不向きがありそう。

●回答フェイズ
全員の了承のもと、無事「お題」が決まったら。
出題者も含めて各自、6枚の〈回答カード〉1枚に1個ずつ、回答を書き込みます。
……ちなみに写真は〈カテゴリーカード〉にあった「飲食店チェーン」というお題の回答例。
回答を書き終わったら、写真のように扇状の〈カードホルダー〉に6枚全部を差し込んで持ちます。
ここからが、いよいよ手番のスタート。
出題者の左隣りのプレイヤーから、時計回りの順に手番をプレイしていくこととなります。

●アクションフェイズ
手番に行えるアクションは2種類。
どちらか1つを実行して、次の人の手番に進みます。

A)手札をプレイする
手札の〈回答カード〉から1枚を選び、読み上げながら卓上に出します。
このとき大事なのは、他の人も書いていそうな回答のものを選ぶこと。
他プレイヤーは、同じ回答、もしくは近似回答が手札にあった場合、そのカードを同様に卓に出します。
誰か1人でも回答が一致したプレイヤーがいれば、手番プレイヤーは賞金GET。
〈賞金ボウル〉の中にある全てのチップを獲得します。
その後、〈ゲームボード〉の〈ガラストークン〉を現在値の次の数値に移動させます。
例えば、初手で回答が一致した場合――
〈賞金ボウル〉の中身「$30」を得て、〈ガラストークン〉を「0」から「1」へ動かす。
これで「このラウンドで回答が一致した回数」は「0」から「1」になったわけです。
以上が済んだら、あとは次の人の手番に進むための準備。
「銀行」から〈賞金ボウル〉の中に「$30」を補充します。

もし、同じ回答の人がいなかった場合。
手番プレイヤーは賞金を得られず、逆に「$10」を〈賞金ボウル〉の中に支払うことになります。
これで、次の人が手番中に誰かと回答を一致させた場合の賞金は「$30+$10=$40」に。
……キャリーオーバーが溜まったタイミングで一致する〈回答カード〉を出せれば、大金GETだぜっ。
ちなみに、もし回答が曖昧だったりして「一致か否か」判定が微妙な場合――
そんなときは、プレイヤーみんなで話し合って、過半数が認めれば「一致」の判定となります。

B)賭けを行う
こちらのアクションを選択した場合、まず〈賞金ボウル〉に「$10」支払います。
そして「ラウンド終了時に〈ガラスマーカー〉がどの数値の位置にあるか」を予想。
〈ゲームボード〉上の、ここぞと思う数値の脇に〈プレイヤーマーカー〉1個を置きます。
なお、アクション「A」ではなくこの「B]を選んだ場合、手札を出すことはできません。
なので、すぐに賞金は得られず。
ただし、ラウンド終了時に予想が的中していたときは、多くの賞金がGETできます。
……慌てる乞食は貰いが少ない、ってやつさ。
まあ、予想が外れてしまったときには、単純に「$10」損したことになるわけですが(汗)
……それはまるで、麻雀でリーチ棒を掏ったときのような感覚。

ちなみに、同じ数値の脇に置けるマーカーの最大数は2個。
2人まで同じところに賭けられる、ってことですね。
なお、同じプレイヤーが1ヶ所に2個マーカーを置くことも可能です。
ただ、1度のアクションで置けるマーカーは1個だけなので、その場合2ターンが必要ですが。
予想に絶対の自信があるとき、点差が開いていて一気に逆転したいとき、などに有効な手段です。

●得点フェイズ
プレイヤーの誰か1人でも手札が尽きたら、そのラウンドの「得点フェイズ」に進みます。
「尽きた瞬間」じゃなくて、ちゃんと「アクションの処理を最後まで行った後」でね。
……回答が一致した場合は「〈賞金ボウル〉の補充」まで、しっかり行います。

このフェイズでは、まず手番プレイヤーが「各プレイヤーの残りの手札の枚数」を確認。
そして、各プレイヤーは残り枚数1枚につき「$20」の罰金を〈賞金ボウル〉に支払います。
次に〈ガラストークン〉の位置を確認。
マーカーの設置による予想が的中していたプレイヤーがいた場合――
そのプレイヤーは〈賞金ボウル〉の中身全部と〈ボーナスボード〉上のそのラウンドの報酬金をGET。
予想的中者が2人だった場合は、この合計金額を山分けします。
もし割り切れず「$10」のハンパが出たときは、それは先に賭けていたプレイヤーのものになります。

以上で得点の処理は終了。
あとは、次のラウンドの準備です。
自分の〈回答カード〉を各自全て回収し、書いた内容を消去。
〈ガラストークン〉は「0」の位置に戻します。
最後に、「銀行」から〈賞金ボウル〉へ「$30」を補充したら、改めて次のラウンドを始めましょう。

【ゲームの終了】
3ラウンド目の得点フェイズが終わったら、ゲームセット。
全員の所持金を比べて、合計金額の最も多いプレイヤーが優勝です。
……まさに、ゲスの極み!
もし同額だった場合は、仲良く勝利を分かち合いましょう。……ポジピース☆

【まとめ】
これはおもしろい!
直感的なゲームで、人を選ばず誰とでもワイワイ楽しめるのが素敵なところです。
さらに、最大プレイ人数は8人と、大勢で遊べるのもこのゲームの……いーいーとーこー!
筆記式のシステムは、名作『テレストレーション』にも通じるプレイ感覚です。
また、プレイヤーのセンスがゲームの鍵を握るところは『ディクシット』や『ナンジャモンジャ』にも。
ちなみに写真は「一人暮らしに必要なもの」というお題の回答例。
家電の種類が多くを占める中、「友達」なんて回答もあるところに、このプレイヤーのセンスが光ります。
……中には「話し相手」と書いていたプレイヤーも。

なお、〈カテゴリーカード〉に書かれている「お題」の種類は実に多様。
「名字」なんかは実に直感的だし、「神話の登場人物」なんかは知識傾向が顕著に出ます。
また、中には「彼女が彼に腹を立てた理由」なんてお題も。
これは恋愛経験や想像力が回答に反映されるお題ですね。
ちなみにこのお題は実際今回のプレイ中に登場したのですが、おもしろい回答で一致が起こりました。

……アメイジング!
これ、ドラマかマンガかわかりませんが、どこかで見たような理由ですよね。
いわゆる「とっておいた冷蔵庫のプリンを勝手に食べられた」。
彼女が怒っている光景が目に浮かぶようです。
書いたうちの1人は私だったのですが、まさかこれが一致するとは。思わず笑ってしまいました。

ちなみに、ゲームに勝つためにはおよそ「賭け」で予想を的中させる必要があります。
そして、的中させるためには、回答一致数をある程度意図的に調整すること。
例えば――「4」に賭けていて現在が「3」、手札の残りが1枚のとき。
最後の手札が誰かと一致しそうな回答のものなら、出すべき。
最後にそれによる一致で「4」になったところでラウンド終了。見事、賞金GET。
逆に、一致しそうにない回答の場合。……さっきの「友達」とかのときだね。
そんなときは手札を出さず「賭ける」を選択して、適当なところにマーカーをベット。
別の誰かの手札プレイによって回答の一致が起こりラウンドが終了することを狙う、といった具合。
手札を残してしまうと「$20」払うことにはなりますが、予想的中の大量賞金GETに比べれば。
……結果的にはプラス収支。肉を切らせて骨を断つ。
とまあ、こんなふうに戦術的プレイもできるので、楽しみ方の幅も広がりますね。

あなたもぜひ『ゲス・クラブ』で、知恵比べならぬ「センス比べ」してみてはいかがかな?
遊んだ相手のことがわかって、心の距離も縮まるかもよ?
――といったところで、今回はここまで。
以上、「Guess what?」新井淳平がお送りしました。ではではまた~。

【ライター紹介】
新井 淳平(あらい じゅんぺい)
「小説家」兼「フリーライター」。
某専門学校のノベルス文芸学科で授業も受け持つ。
ボードゲームのプレイスタイルは、出遅れ追い上げ型。
ダイス運は、最悪だけどドラマティック。
【著書】
『シンデレラゲーム』(オリジナル小説・映画化)
『猫侍 久太郎、江戸へ帰る』(ノベライズ小説)
『猫侍 玉之丞、争奪戦』(ノベライズ小説)

こんにちは。店長です。

下記の商品を新入荷しました。

 

・ワンスアポンアキャッスル

・エスノス

・似顔絵探偵

 

また下記の商品を再入荷しております。

 

・ワードスナイパー

・サグラダ

・ヒットマンガ

・リキュールザゲーム

 

よろしくお願い致します。

こんにちは。

店長です。

4/30(日)に平成最後の日記念イベントとしまして日本酒ライターのむむ先生と漫画家の磨伸映一郎先生をお招きしてトークライブとゲーム会を開催致します。

お二人には主に昭和後期~平成初期に登場した国産ボードゲームについて目一杯語っていただきます。

トークライブの後はトークで取り上げた様々なボードゲームで遊んでいただきます。

当時遊ばれた方も、そうでない方も是非ご参加ください。

 

ゲスト略歴

・むむ(杉村啓)

日本酒ライター、料理漫画研究家、醤油研究家。著書に「グルメ漫画50年史」「白熱日本酒教室」「白熱洋酒教室」「白熱ビール教室」(星海社新書)。タモリ倶楽部などのテレビ出演も多数。古いアナログゲーム収集も行っている。

・磨伸映一郎

漫画家、脚本家、眼鏡の伝道師。「氷室の天地 Fate/school life」「氷室行進曲 冬木Game Over」(一迅社)「アナゲ超特急」(グループSNE)「Fate/Grand Order Duel YA特異点 密室遊戯魔境 渋谷 渋谷決闘事件」(ヤングエース)連載中。twitterでのゲームレポはその独特の語り口で注目を集めている。

 

開催概要:

日時:2019年4月30日(火・国民の祝日)

開場12:45 開演13:00 終了予定19:00

会場:キウイゲームズ(大阪市浪速区日本橋5丁目7-10 山田ビル201)

地下鉄恵美須町駅1-A出口徒歩3分

料金:前売3,500円(ドリンクバー料金を含みます)
当日4,000円

定員:40名(先着順に受付、定員になり次第募集を終了します)

 

ご予約:店舗にて直接、あるいはお問い合わせフォームより以下をご記入の上送信ください。

——–ココカラ

「オールドゲームを思い出せ!!トークライブ&ゲーム会」 参加希望

氏名 :

住所 :

当日連絡先:

会員番号(会員であれば):

——–ココマデ

注意事項

・会場には12:45からご入場いただけます。

・申し込みは先着順となりますので、定員になり次第受付を終了致します。

・申込を受け付けましたら申込受付完了のメールを返信致しますのでご確認ください。また返信メールが3営業日たってもこない場合は店舗までご連絡ください。なお、お使いのメールによっては迷惑メールと判断される場合がございますので、迷惑メールフォルダのご確認もお願い致します。

・遅刻・途中入場はできません。開演時間までに必ずおこしください。

・イベントのため、定期券ではご参加いただけません。別途入場料が必要です。

・申込後のキャンセルはご遠慮願います。

こんにちは。店長です。

下記の商品を新入荷しました。

 

・マイリトルサイズ

・13ゴースト

 

また下記商品を再入荷しております。

 

・ドブルキッズ

・ドミニオン第2版

・ハイリスク

・シンデレラが多すぎる

・サイズ拡張:彼方よりの侵攻

・それはオレの魚だ!

・王への請願

・ペンギンパーティ

・はぁっていうゲーム

・海底探険

・街コロ拡張+

 

よろしくお願い致します。

「アズール:シントラのステンドグラス」
制作:ミハエル・キースリング
メーカー:ネクストムーブゲームズ/日本語版販売:ホビージャパン
プレイ人数:2~4人
対象年齢:8才以上
プレイ時間:約30~45分

 


 

「タイルの次はステンドグラスだ」

というわけで、みなさんおなじみまして。もしくは、はじめまして。
作家でフリーライターの、新井淳平です。
担当37回目となる今回のレビュー作品は、こちら。

『アズール:シントラのステンドグラス』。
このパッケージ、見覚えのある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
本作は2018年に「ドイツ年間ゲーム大賞」と「ドイツゲーム大賞」を同時受賞した傑作ゲーム『アズール』の新作。
前作は「タイル職人」がテーマしたが、今回は「ステンドグラス職人」。まさに姉妹作といった趣きですね。
プレイヤーはシントラの王宮に見事なステンドグラスを作り上げ、名誉ある世界一の職人の座を目指します。

ゲームは明解ルールで、選択アクションはわずか2種類。
卓の中央or場の〈工房展示ボード〉上から〈ガラス片〉を取り、自分のボード〈図案票〉に設置、窓の完成を進める。
あるいは、〈宮殿ボード〉左端から右へ適宜移動していく〈職人駒〉を、スタート地点の左端へ戻す。
6ラウンドをプレイして、最も多くの勝利点を獲得したプレイヤーが優勝。……君こそがステンドグラスマスターだ!

【ゲーム準備&コンポーネント紹介】
まず、コースターのような見た目をした〈工房展示ボード〉を、卓上に円形に並べます。
今回は4人プレイなので9枚。……3人なら7枚、2人なら5枚を使用します。

立体の〈グラスタワー〉を全員が手の届く卓上に置きます。
これは、不要となった〈ガラス片〉が放り込まれるゴミ箱のようなもの。

続いてプレイヤーカラーを決め、その色の〈宮殿ボード〉を手元に持ちます。
A面とB面があるので、プレイヤー全員で話し合ってどちらの面で遊ぶか決めましょう。
これにより、ゲーム終了時の追加得点計算方法が変化します。
……初プレイでは基本的にA面が推奨。

〈宮殿ボード〉上部に、同色の〈図案票〉8枚をセット。
両面あるうちのどちらの面でセットしても、どの順番で並べても構いません。
ただし、「ジョーカースペース」と呼ばれる灰色のマスが2つある面だけは、裏になるようセットすること。
これは各プレイヤーカラーに1枚1面だけ存在します。……白マスと混同しないよう気をつけてね。

〈宮殿〉と〈図案票〉のセットが完了したら、左端上部に同色の〈職人駒〉を配置。
次にスタートプレイヤーを決めます。――決定条件は「最近、窓の掃除をした人」。
決まったら、「1」と書かれた〈先手プレイヤータイル〉を持ちましょう。

〈得点ボード〉を卓上に設置。また、〈得点ボード〉の操作を行う担当者「スコアラー」を話し合って決めます。
「スコアラー」は、2個あるキューブ状の〈プレイヤーマーカー〉のうち各色1個を、得点「0」のマスに設置。
もう1個は、同ボード上に描かれている「割れたガラス表」の一番上のマスに置きましょう。
これは、ペナルティによるマイナス点の数、を表すものです。
次に、「スコアラー」は5色1個ずつの〈ガラス片〉を両手で覆って持ち、ランダムに1個ずつ手から落とします。
落下順に、〈得点ボード〉「ラウンド表示」の「2」~「6」のマスに1つずつ設置。
これは、現在のプレイラウンド数を表すと同時に、各ラウンドの「色ボーナス」を示すものとなります。

残りの〈ガラス片〉は、全てまとめて布袋の中へ。
なお〈ガラス片〉は「白・緑・黄・橙・赤」の5色。1色20個の全100個あります。
すでに「ラウンド表示マス」で5個使ったので、布袋の中身は95個ということ。
「スコアラー」は中から1個をランダムに引き、それをラウンド表示「1」のマスに。

一方、スタートプレイヤーは布袋から〈ガラス片〉を4個1セットで引き、場の全〈工房展示ボード〉上に設置。
――以上で、セットアップは完了です。

スタートプレイヤーが〈先手プレイヤータイル〉を卓の中央=〈工房展示ボード〉の円の中に置いたら――
さあ、ゲームを始めよう。……The game is afoot!

【ゲームの流れ】
選べるアクションは、前述の通り2種類。必ずどちらかを実行しなければいけません。
「A:図案を追加する」or「B:自分の〈職人駒〉を一番左の〈図案票〉へ戻す」です。
なお、「A」のアクションは「取る」「配置する」「完成チェックをする」の3ステップに分かれています。

●A-1)場から1色の〈ガラス片〉を取る
〈工房展示ボード〉の1つor卓の中央から、いずれか1色の〈ガラス片〉全てを取ります。
取ったのが〈工房展示ボード〉からだった場合、残りの〈ガラス片〉は全て卓の中央へ移動させます。

基本的には〈工房展示ボード〉上から2、3個を狙い〈ガラス片〉を取っていく流れです。
何人かがそれを繰り返していくと中央にだんだん残りの〈ガラス片〉が蓄積されていくので、そこで「中央から取る」を選択。
すると、一気に5個など大量の〈ガラス片〉をGETできる。
もしくは、〈工場展示ボード〉上に欲しい色の〈ガラス片〉がないとき、なども「中央から取る」ことになります。
ただ、そのラウンドで最初に中央から取った人は、〈ガラス片〉と同時に〈先手プレイヤータイル〉も得ることに。
つまり、次のラウンドのスタートプレイヤーになるわけですね。
これはいいことなんですが、反面リスクも存在します。

それが――「スコアラー」は〈先手プレイヤータイル〉を得たプレイヤーの「割れたガラス表」のマーカーを1マス下げる。
これは、簡潔に言うと勝利点マイナスということ。
「中央から取る」選択には利点が多いですが、このリスクによって安易には選べないようになっているんですね。
……アメイジング!

●A-2)取った〈ガラス片〉を自分の〈図案票〉1枚の同色マスに配置する
取った〈ガラス片〉を配置する際には、以下のルールを守らなければいけません。
・複数の〈図案票〉には配置できず、得た全ての〈ガラス片〉を必ず同一の〈図案票〉上に配置しなければいけない。
・配置する〈図案票〉は、〈職人駒〉の真下か、それより右側にあるものでなければいけない。
右側の〈図案票〉に配置する場合、まず〈職人駒〉をその〈図案票〉上部に移動させ、それから〈ガラス片〉を配置する。
・取った〈ガラス片〉を〈図案票〉の空きマスに配置しきれない場合、あぶれた分は「落ちて割れた」と見なし、1個につき1マス「割れたガラス表」のマーカーを下げなければいけない。
つまりこれも「-1点」ということ。なお、あぶれた〈ガラス片〉は全て〈グラスタワー〉の中に入れます。
・配置できるマスがある限り、必ず配置しなければいけない。
配置したくないから取った2個中1個だけ配置、みたいなことはできないということです。

これらの制限があるため、どの〈図案票〉にどう配置するか、〈ガラス片〉を取る時点であらかじめ考えておくことが必要です。
なお、前述した「ジョーカースペース」には何色(ナニイロ)でも配置できるので、ここぞというときに活用しましょう。
……イマニミテイロでも、ザマーミイロでも?

●A-3)図案の完成をチェックする
「取る」と「配置する」が終わったら――
〈職人駒〉の下部にある〈図案票〉の縦1列5マスが全て埋まっている=完成しているかどうかを確認します。
1マスでも空いている場合は未完成。すぐに次のプレイヤーのターンへ移行します。
もし完成していた場合は、以下の通り。

・色ボーナスポイントをチェックする
チェックするのは〈得点ボード〉、現在のラウンド表示に置かれている〈ガラス片〉の色です。
完成した〈図案票〉に配置されている〈ガラス片〉にこれと同じ色があれば、1個につき1点の「色ボーナス」が入ります。
……麻雀で言う「ドラ表示牌」みたいなものだな。
色ボーナスを狙い、表示牌ならぬ表示片の色を意識――図案完成タイミングを調整するのも勝つためには必要なポイントです。
……「あンた、背中が煤けてるぜ」。

・完成した〈図案票〉の〈ガラス片〉5個のうち1個を選び、真下の〈宮殿ボード〉の窓に配置する
選ばなかった4個の〈ガラス片〉は〈グラスタワー〉の中へ。
窓は上下2つあり、上から順にガラスを嵌めることになります。
1個目=上の窓が埋まったら、たった今完成した〈図案票〉を裏返します。
のちに裏返した面が完成したときには、2個目=下の窓に〈ガラス片〉を配置し、その〈図案票〉は箱に仕舞うことになります。……もう完成済みってことでね。

・勝利点を獲得する
「宮殿の窓」の下に描かれている勝利点を獲得。〈得点ボード〉のトラックマーカーをその分進めます。
なお、このとき、完成した〈図案票〉より右側に「窓に1個でも〈ガラス片〉が置かれている〈図案票〉」があれば――
その部分の窓に描かれている勝利点もGETできます。
つまり、右側から先に〈図案票〉を完成させていったほうが、点の入りがよくなる、ということ。
ただ、「A-2」=取った〈ガラス片〉を配置できるのは、〈職人駒〉の下部か右側のみ。
右に行けば行くほど、置く場所の選択肢が少なくなってしまうのがリスクです。
また、描かれている勝利点はおよそ右側のほうが低めに設定されています。
ゲームが終了するまでは6ラウンド。あれもこれもの〈図案票〉を完成させる時間はないので、狙いを定める必要があります。

勝利点の処理まで終わったら、完成した場合の処理も完了。
次のプレイヤーのターンに移行します。

●B)自分の〈職人駒〉を一番左の〈図案票〉へ戻す
「A」を選ばなかった場合は、この「B」を実行することになります。
これは、〈職人駒〉が右に来すぎて〈ガラス片〉を置けるマスの選択肢が減った状態をリセットする行為。
〈職人駒〉をスタート位置である一番左の〈図案票〉の上部に移動させます。
もし、その〈図案票〉がすでに箱に仕舞われているときは、その右側の〈図案票〉上部。
そこもなければ、またその右――という感じ。〈図案票〉のない位置の上に〈職人駒〉が置かれることはありません。
「B」の処理はこれだけで終了。次のプレイヤーのターンになります。

「B」は新たに〈ガラス片〉を得ることもできず1ターンを消費してしまうので、極力なら選びたくないアクションです。
そのためには〈職人駒〉の移動が少なく済むよう、しっかりと計画を立てたうえで〈図案票〉を埋めていくようにしましょう。

【ラウンドの終了】
誰かのターン終了時に、全〈工房展示ボード〉上と卓の中央の全ての〈ガラス片〉がなくなっていたら、ラウンド終了。
「スコアラー」は〈得点ボード〉上の、現在のラウンド表示片を取り除き、〈グラスタワー〉の中へ入れます。
もし、これによって全ラウンド表示片が取り除かれたことになる場合は、6ラウンド経ったということでゲーム終了。
まだ表示片がある場合は、もちろんゲーム続行です。
次のラウンドの準備は、セットアップのとき同様。
〈先手プレイヤータイル〉を持っている人が、全〈工房展示ボード〉の上に、布袋から〈ガラス片〉を4つずつ置く。
袋内の〈ガラス片〉が足りなくなった場合は、〈グラスタワー〉の中のものを布袋に戻して使います。
こうして準備が完了したら、また「A」「B」のアクション選択から、次のラウンドを始めていきましょう。

【ゲームの終了】
先程述べた通り〈得点ボード〉のラウンド表示片がなくなったらゲームセット。得点計算に入ります。
――終了後の処理は以下の3手順。
・未完成の〈図案票〉上に残っている〈ガラス片〉3個ごとに1点を加点
・「割れたガラス表」のマーカー位置に応じた点数分、勝利点をマイナス
・〈宮殿ボード〉の「◆」マークの周囲にある4窓、それぞれに〈ガラス片〉が何個置かれているかをチェック(A面プレイ時)
→4個=10点、3個=6点、2個=3点、1~0個=0点、を加算。

最終得点が最も多かった人が優勝です。
もし同点の場合は、マイナス点の少なかったほうの勝利。
それも同じ場合は――そう、ポジピース!
仲良く勝利を分かち合いましょう。

【まとめ】
「宝石」もさることながら「ステンドグラス」も人気の題材。
『サグラダ』(レビュー第212回掲載)なんてゲームもありましたね。
本作も、クリア素材でカラフルな〈ガラス片〉が卓上に映えます。
色ごとに紋様も異なっていて、凝った作り。……「神は細部に宿る」byジョブズ

ルールは直感的でわかりやすく、ゲーム展開もサクサク進み、ストレスフリー。
勝つためには計画性とペース読みが必要ですが、プレイ自体は気軽に楽しめます。
軽ゲーでは物足りなくなったボドゲ・ビギナーの方には、特におすすめ。
各国で高評価を得た前作を、見事に上回るおもしろさです。

今回のプレイで、私は右側の〈図案票〉から率先的に完成させていく戦術をとりました。
序盤の得点は少ないですが、後半になるにしたがって大量得点に繋がるプレイスタイルです。
――ところが。
6ラウンド勝負、というところでのペース配分を間違えてしまいました。
いい感じに得点し始めたところで試合終了。
……あと3ラウンドぐらいあればいい感じだったんだけどな~。
結果的に、優勝したのは別のプレイヤー。
彼は毎ラウンド「色ボーナス」をがっつり獲得していたので、それが大きかった。
やはり、先々まで見越した計画的なプレイこそが勝利に繋がるようです。
とはいえ、戦略はいろいろ。
終了時の4窓得点を重視したり、とにかく高得点の〈図案票〉完成を優先したり。
あなたなら、どんなふうにステンドグラスを作っていきますか?
ぜひ一度、実際にプレイしてみてください。

――といったところで、今回はここまで。
以上、「教会の片隅に隠したトランジスタ・ラジオ」新井淳平がお送りしました。ではではまた~。

【ライター紹介】
新井 淳平(あらい じゅんぺい)
「小説家」兼「フリーライター」。
ゲームシナリオのライティングにも携わる。
ボードゲームのプレイスタイルは、出遅れ追い上げ型。
ダイス運は、最悪だけどドラマティック。
【著書】
『シンデレラゲーム』(オリジナル小説・映画化)
『猫侍 久太郎、江戸へ帰る』(ノベライズ小説)
『猫侍 玉之丞、争奪戦』(ノベライズ小説)

こんにちは。店長です。

下記の商品を再入荷しております。

 

・インサイダーゲーム

・トマトマト

・藪の中

 

よろしくお願い致します。

こんにちは。店長です。

下記の商品を新入荷しました。

 

・失われた鉱山(お邪魔者ボードゲーム)

・マフィオズー

・トレカキ

・マメイ

 

また下記商品を再入荷しております。

 

・ガイスター

・ゲシェンク

・ごきぶりポーカー

・ハゲタカのえじき

・ヒューゴ

・ヘックメック

・ペーパーテイルズ拡張:禁域への門

 

よろしくお願い致します。

「失われた鉱山-お邪魔者ボードゲーム-」
制作:フレデリック・モヤーアセン
メーカー:AMIGO/日本語翻訳:メビウス
プレイ人数:3~9人
対象年齢:10才以上
プレイ時間:約30~60分

 


 

「ファンデルヴァーとは違うのだよ、ファンデルヴァーとは」

というわけで、みなさんおなじみまして。もしくは、はじめまして。
作家でフリーライターの、新井淳平です。
担当36回目となる今回のレビュー作品は、こちら。

『失われた鉱山-お邪魔者ボードゲーム-』。
サブタイトルにある『お邪魔者』というのは、本作のルーツとなる往年の一作(写真右)。
日本ボードゲーム大賞2004にもノミネートされ、2011年には拡張版も発売されています。
そして、今回ご紹介するのはそれらをさらにブラッシュアップした内容の逸品。
カードのみの前作までと違い、本作はスタンド駒やゲーム盤も封入され、コンポーネントも豪華になっています。
ゲームの題材は、パッケージイラストでもわかる通り「ドワーフ」です。
鍛冶屋や鉱夫として描かれることの多い小人――ファンタジー世界の定番種族ですね。
――でも、それでなぜ「お邪魔者」?
そんな疑問が浮かんだら、まずはあらすじをチェックしてみましょう。

【ゲーム概要】
遥か昔に忘れ去られた、森の奥深くの4つの鉱山。
そこに眠るという高価な財宝を求めて、青と黄色、2種類のドワーフ族が動き出す。
障害物を乗り越えて罠やトロルを回避して、先にたどり着くのはどちらの種族か。
鉱山の1つにはドラゴンの脅威が待ち構えている。
――だが、本当の脅威は一族の中にこそあった。
なぜなら、同じ色の旗を掲げていても、その正体が仲間とは限らないからだ。
中には利己的な者や、敵の味方をするお邪魔者が紛れ込んでいるかもしれない……。

――というわけで、メカニクス的に言うと「チーム戦」&「正体隠匿」ものです。
プレイヤーはまず、自分がどんなドワーフかを決める〈ドワーフカード〉を1枚ずつ引きます。
……『人狼ゲーム』でいうところの「役職カード」みたいなものですね。
陣営は青と黄色の2種類ですが、カードのパターンは6種類あります。
「青のドワーフ」(写真下段左端)、「黄色のドワーフ」(写真下段左から2番目)とここまでは普通。
次に「利己的なドワーフ」。表面上は青か黄色の陣営ですが、本当はどちらにも属さない1人チームです。
(写真上段右端。表面上青族のものと、表面上黄色族のもの、の2種類があります)
そしてお邪魔者=「裏切者のドワーフ」。表面上は青か黄色の陣営ですが、本当は逆陣営に属する存在。
(写真右端が表面上は青族の裏切者、下段右から2番目が表面上は黄色族の裏切者)
裏切者は正体を隠して、表向きとは逆の一族の手助けをしていくことになります。
……ちょっと「人狼」みたいな感じですね。

ゲームは〈道カード〉と〈アクションカード〉を混ぜ合わせた山札&手札(53枚)が尽きるまでで1ラウンド。
ラウンド終了時に全員正体を明かして、チームメイトと勝利点(VP)を山分けします。
2ラウンドプレイしてVPの最も高いプレイヤーが優勝。
……ドワーフ王に、おれはなるっ!!

まずは、それぞれの陣営のスタート地点から手札をプレイすることで、鉱山に向けて道を伸ばしていきます。
カードの中には通常の「道」以外にも「障害物」や「罠」「トロル」などのお邪魔効果を持つものがあります。
それらを敵族の進行ルートに設置することで進路を妨害。いち早く鉱山に着くことを目指しましょう。
鉱山に着くと設置されていた〈鉱山カード〉をオープン。それが〈ドラゴン〉なら「-2VP」。
それ以外ならおおむね、VPとなる〈財宝カード〉がGETできます。
――といった感じ。
ではここから、ゲーム準備を進めつつ、前述以外のコンポーネントもざっと見てきましょう。
……ハイホーハイホーっ♪

【ゲーム準備&コンポーネント紹介】
・プレイボード(ゲーム盤)
まずは、ゲームの舞台となる〈プレイボード〉を卓上に広げましょう。

・スタートカード(2枚)
〈プレイボード〉に2ヶ所あるテントマークの上に、各陣営の〈スタートカード〉を配置。
4ヶ所ある鉱山マークの上には〈鉱山カード〉4枚をシャッフルして、それぞれ1枚ずつウラ面で配置。
……どこにドラゴンが潜んでいるかわからなくなっちゃうんだね。

・財宝カード(12枚)
オモテ面に1~5の「VP」が描かれたカードです。
シャッフルして〈プレイボード〉右端にウラ面でセット。
残りはこのラウンドでは使わないので、脇に除けておきます。
なお、セットする枚数はプレイ人数によって変動。今回は4人プレイなので4枚です。
……その財宝が何点なのかは、カードをGETするまでわからないわけね。

・ドワーフカード(ノーマル各色3枚・利己的各色1枚・裏切者各色1枚=計10枚)
ここで、先述の〈ドワーフカード〉を引き、役職を決定します。
こちらもプレイ人数によって内訳が決まっていて、4人だと以下の通り。
青:ノーマル×1・利己的×1・裏切者×1
黄:ノーマル×1・利己的×1・裏切者×1
誰も引かなかったカードはウラ面のまま、内容を見ずに脇に除けておきます。

・ドワーフ駒
〈ドワーフカード〉を引いて役どころが決まったら、表面上の陣営カラーをした駒をそれぞれ持ちます。
あとは、どの駒がどのプレイヤーかわかるよう、駒と同じイラストの〈ドワーフタイル〉も持ちます。

・アクションカード(23枚)
〈道カード〉40枚と合わせてシャッフル。
そこからランダムに10枚を取り除いた残りの53枚が山札となります。
4人プレイでは、ここからそれぞれ5枚ずつカードを引き、最初の手札とします。
ちなみに、〈アクションカード〉には9つ種類があります。
中でも便利な効果を持つのが、写真の「情報を得られるカード」。……千里眼って感じ?
使うことで、カードに描かれているアイコンのうち、どちらか一方の情報1つを確認できます。
写真左なら、鉱山or財宝。
写真右なら、財宝or役職。
なお他にも、役職or鉱山、というものもあります。
鉱山なら、〈鉱山カード〉4枚のうち1枚の内容を自分だけこっそり見れる。
財宝なら、〈財宝カード〉のうち1枚の内容を自分だけこっそり見れる。
役職なら、〈ドワーフカード〉のうちプレイヤーの誰か1人が持っている1枚の内容をこっそり……以下略。
……こいつぁ利己的な奴や裏切者を発見できる大チャンスだぜっ!

続いて紹介する種類は、写真左の〈トロル〉と、写真右の〈罠〉。
〈トロル〉は、使用することで盤上の任意の場所に〈トロルトークン〉を設置できます。
置き方は、すでに置かれている2枚の〈道カード〉に跨る形。
または、〈道カード〉1枚の道の終端(盤上のカード未設置のエリアに向かって伸びる道の上)。
〈トロルトークン〉がある道は、誰も通れなくなります。
ただし、〈トロルトークン〉は設置したプレイヤーが次の手番を迎えた際に取り除かれます。
……1ターンのみの通せんぼ効果だね。ここぞというタイミングで使おう。
で、一方〈罠〉は、というと――
置き方は〈トロル〉と同様。効果は「置かれた道を駒が通過する際、手札を1枚捨て札にする」です。
……捨てるカードは『ババ抜き』みたいに、次の手番の人に引いてもらって決めるんだよ。
なお、〈罠トークン〉は〈トロル〉と違ってターンが過ぎても盤上からずっと取り除かれません。
では、どうすれば無くすことができるのかというと――

〈嵐カード〉(写真右下)を使えばいいのです。
このカードを使うと、盤上の駒が乗っていない状態の任意の〈道カード〉1枚を捨て札にすることができます。
この際、取り除かれるカードの上に乗っていたトークンも一緒に取り除かれます。
ただ、これは〈道カード〉1枚の上にトークンが乗っていた場合の話。
トークンが2枚のカードに跨る形で設置されている場合は、両方の〈道カード〉が無くならないと消えません。
……取り除くためには、2回〈嵐カード〉を使う必要がある、ってことだね。
さて、残るアクションカードの種類は5つ。
そのうち3つは、写真の〈斧〉〈ロープ〉〈船〉。
これらは〈道カード〉の種類として存在する障害物「倒木」「穴」「池」に対応しています。
障害物のカードは、そのままでは停まることも通過することもできません。
ですが、上記の3枚を使うことで、それぞれ対応したトークンを上に乗せることができます。
トークンが乗っていれば障害物のカードにも、停止も通過も可能。
ただし、あくまで悪路ですので、そのカード上に停まれる駒は1個だけです。
誰かの駒がすでにそこにいる場合、他の人はそこに停まることも通過することもできません。
……ここ、うっかり間違いやすいので注意しましょう。

〈アクションカード〉9種は以上ですが、話題に上ったので〈道カード〉の種類も、もう少しご紹介。
通常の道と障害物の他に、「岩場」(写真上段右端)と「キャンプ」(下段左)が存在します。
「岩場」は、解決後の障害物同様、1人しか停まれず通過できず、の悪路。
「キャンプ」は、手番の移動をこのカード上から始める場合、最大5歩まで進める効果。
ちなみに、通常の移動では最大3歩しか進めません。

――ちょっと長くなってしまいましたが、コンポーネント紹介は以上です。
あとは、トークンを種類ごとにボード脇にストックにして、準備完了。
ここからゲームスタートといきましょう。

【ゲームの流れ】
スタートプレイヤーは「最も冒険心の強い人」です。
そして、手番は以下の3フェイズ構成。
●1)手札1枚をプレイするor手札1~2枚を捨てる(強制)
A:〈道カード〉をボード上に設置する
〈スタートカード〉か、すでに設置済みの〈道カード〉の道に繋がる形で設置。
ただし、カードに描かれている道のイラストが、他との接地面で齟齬が生じないようにしないといけません。
隣りのカードが「行き止まり」の絵になっているところに「道が伸びている」絵は繋げない、ということ。
逆もまた然り。……この条件、けっこう難しいので、集中して考えることになります。
なお、上記さえ満たしていれば、敵陣営の〈スタートカード〉に繋ぐことや、自分の駒と関係ないところに設置しても問題ありません。

B:〈アクションカード〉を使用する
〈トロル〉や〈罠〉、〈嵐〉などの〈アクションカード〉を使用します。
なお、障害物を解決する〈斧〉〈ロープ〉〈船〉は、対応する障害物がすでに設置されていないと使えません。
これら3種を手札に持っておくことは、邪魔されたときの対策として有効ですが、過剰だと手札を圧迫します。
使えるタイミングには率先して使っていくほうがいい……と私は思います。

C:手札1~2枚を捨てる
これは、手札を置いたり使ったりできない場合、または、したくない場合に選ぶ行動。
障害物が設置されていないのに手札が〈斧〉や〈船〉などのカードばかりだとプレイできませんからね(汗)
目的のカードを得るために1枚でも多くドローしたいときなどに有効です。
ただし、山札が尽きると補充はできなくなるので、なるべくなら捨てるより使うほうを選びましょう。

●2)自分の〈ドワーフ駒〉を1~3歩移動させる(任意)
もし現在停まっているのが「キャンプ」の上なら、1~5歩まで移動可能。
移動することができるのは、存在している道の上のみ、です。
カードが置かれていないマスや、道の繋がっていない先、解決されていない障害物、などには移動できません。
また、「岩場」や「解決済みの障害物」には1人しか停まれないので注意。通過についても前述の通りです。
もし手番開始時に手札が1枚もなく、フェイズ1を行えていない場合――
そのときは、このフェイズ2(移動)も実行できません。

移動によって駒がどれかの鉱山に一番乗りで到達したら、歩数がまだ残っていても移動はそこで終了。
その〈鉱山カード〉をオープンさせ、道が繋がるようにその場に置き直します。
ちなみに、鉱山には「宝石」「金」「銀」「ドラゴン」の4種類があります。
前3種に対応した〈財宝カード〉がボード右端にセットされていたら、それを1枚GETします。
GETした〈財宝カード〉はウラ面のまま、自分の手元に置いておきましょう。
「ドラゴン」の場合は、〈ドラゴントークン〉をストックから取り、手元に置きます。

●3)減った枚数の手札を山札から補充する(強制)
読んで字の如く、です。
ちなみに、山札が尽きた場合はフェイズ3は飛ばされることになり、もう手札は補充できません。
なお、手番開始時に手札がないプレイヤーは、行動不能。ラウンドが終わるまで手番は飛ばされることに。
……悲しい色やね(TーT)

さて、以上の3フェイズで手番は終了となり、次のプレイヤーの番になります。
全員が手札0枚になるか、全ての財宝が回収されたら、ラウンドはそこで終了。
得点計算に入ります。
1ラウンド目なら、その後セットアップをイチからやり直して、もう一戦。
役職も決め直して、山札も間引いた10枚を含めてリシャッフルし、間引きもやり直し。
スタートプレイヤーは、1ラウンド目で最後に手番だった次の人、です。
もし、終了したのが2ラウンド目なら、そこでゲームも終了。
得点計算をして、1ラウンド目との合計VPが最多の人が優勝となります。

【ゲームの終了】
ラウンドが終了したら、まずは全員自分の〈ドワーフカード〉をオープン。正体を明かします。
そして、各自がGETした〈財宝カード〉もオープン。以下の方法で、VPを分配します。
利己的なドワーフは、自分でGETした財宝分のみの〈VPトークン〉を得る。
それ以外のプレイヤーは、自分の属する一族でまとまります。この際、裏切者のドワーフは本当の陣営側へ。
青と黄色、それぞれの陣営の合計獲得VPを算出。そして、それを所属人数で平等に分配します。
端数が出る場合は「単独で最も価値の高い財宝をGETしているプレイヤー」に与えます。
それが複数人いる場合、それらのプレイヤーで端数のVPを平等に分配します。
それでも端数が出る場合は、そのポイントは誰のものにもなりません。
以上が済んだら、最後に〈ドラゴントークン〉を持っている人は「-2VP」します。
その人がこのラウンドで0~2VPしか獲得していないときは、結果「0VP」となります。

2ラウンド目も終わり、これらの得点計算が終わったら、いよいよ決着。
最多得点者が優勝です。……我らがドワーフ王の誕生だ!
もし同点だった場合は、仲良く勝利を分かち合いましょう。……ポジピース☆

【まとめ】
前作もそうですが、やはり多人数プレイが推奨ですね。
少人数だと正体もバレやすいですし、ゲームとしてもちょっと広がりが浅くなっちゃう感じがします。
今回のような4人プレイだと陣営構成は、ノーマル、利己的、裏切者、の3種類が1枚ずつ。
なので、自分がそのうちのどれだろうと、同じ旗色の中には仲間となる存在がいない計算なんですよ。
3枚中1~2枚は誰にも引かれず除外されることもありえますが、どっちにしろ同色に味方はなし。
……アメイジング! 渡る世間は敵ばかりなの?
でも、プレイ人数が4人や5人までのボードゲームが多い中、大人数で遊ぶとき、このゲームは重宝します。
何しろ、プレイヤーが多ければ多いほどおもしろくなるんですから。

なお、マニュアルによると「仲間と思われるプレイヤーとは話し合いつつプレイする」ことが奨められています。
ですが、正直今回のプレイで私は、誰も仲間とは思えないような疑心暗鬼状態。
誰かと相談することはほとんどありませんでした(汗)
……だって、何かやたらみんながボクの進路を阻んでくるんだもん( ;∀;)
アイツ敵っぽい、くらいは後半戦になると読めるんですが、味方を割り出すのはちょっと難しいかも、です。
まあ、正体のわからないそのドキドキ感がおもしろいとこなんですけどねっ☆

あとは、ガシガシ他のプレイヤーの邪魔ができるところも楽しいです。
下手をすると味方の邪魔をしかねない危険はありますが……。
今回、私は「千里眼」なカードで鉱山の内容を確認。密かにドラゴンを発見する機会がありました。
そして、うまく他の人をミスリードしてそれを取らせ「-2VP」に(ニヤリ)
こういう、策がうまくいったときの満足感は得も言われませんです。
……ん? ボクの好感度が急降下してるっ!?

――といったところで、今回はここまで。
以上、マスマテュリアの闘犬、新井淳平がお送りしました。ではではまた~。

【ライター紹介】
新井 淳平(あらい じゅんぺい)
「小説家」兼「フリーライター」。
ゲームシナリオのライティングにも携わる。
ボードゲームのプレイスタイルは、出遅れ追い上げ型。
ダイス運は、最悪だけどドラマティック。
【著書】
『シンデレラゲーム』(オリジナル小説・映画化)
『猫侍 久太郎、江戸へ帰る』(ノベライズ小説)
『猫侍 玉之丞、争奪戦』(ノベライズ小説)

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