ボードゲームレビュー第103回「ベルズ!」

「ベルズ!」(原題:Bellz!)
発売元:Wiggles 3D/日本語翻訳:モーカルインターナショナル
作者:ドン・レイド
プレイ人数:2~4人
対象年齢:6才以上
プレイ時間:約15分

 


 

 

毎週木曜日はキウイの日! いやー、このキウイゲームズレビューもとうとう100台の大台に乗りましたね-!
惜しくも100回目のレビューは担当できませんでしたが、次の150回と200回の座はしっかりと狙っていこうと思う三家原です!

さてさて、そんな野望に燃える私が今回ご紹介するのは、日本初上陸したばかりの新作!
モーカルインターナショナル様からリリースされました「ベルズ!」なのですーっ♪

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ふふふ、ちょっと変わったパッケージでしょー?
でも、変わっているのはパッケージだけではないのですよ? このゲームの素晴らしいところは、このパッケージを開くと……。

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じゃかじゃーん!

お出迎えしてくれるのは、色とりどりのベル達!
そこに同梱されている磁石棒を取り出したら……はい! これでゲームの準備完了!

え? 本当にそれだけかって? そう、本当にそれだけなんですよ!
「ベルズ!」の第一の魅力は、このお手軽さなのですよ!

そして第二の魅力は、いたってシンプルなルール!

まず、最初にプレイヤーは自分の担当する色を決めます。
色が決まったら、じゃんけんなどで最初の順番を決めて、あとは手番のプレイヤーが磁石を使って、自分の色の鈴を回収していくのです! 
ただし、気をつけないといけないのが、もしも磁石棒に自分の色以外の鈴がくっついてしまったり、鈴がゲームプレートの外に飛び出てしまったら、即アウト!

さあ、それを踏まえた上で慎重に慎重に鈴に磁石を近づけて……。

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無事に鈴をゲット!

鈴を無事にゲットしたら、運命の選択タ~~~イム!
ルールブックでは、自分が満足するまで鈴を取り続ける事が可能なのです。

なので、このままゲットした鈴をキープする為に中断するか!? それともさらに鈴を集めるのか!? まさに運命の分かれ道なのですよ!!
ただし継続を選択した場合、もしも次に別の色の鈴がくっついてしまったら、全部没収となってしまうのでご注意ご注意なのです。

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慎重に慎重に磁石棒を近づけて……。

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ぎゃぁ――っ!? 鈴がぁぁーっ! 鈴が次々とくっついてくるぅぅぅー!?

一見、簡単に見えますが、磁力という見えない力が予想している以上に強かったりするので、ちょっとした動きが命取りになるんですよね~(笑)。

そしてキープするなり、ミスするなりしたら、そこでプレイヤーの手番は終了。磁石棒を左隣のプレイヤーの渡して手番交代なのですよ。
こうやって、磁石棒で鈴を回収していくのをぐるぐると繰り返していき、最初に自分の色を全て取れたらその人の勝利なのです♪

ね? すっごく簡単でしょう?

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上は弱い面、下は強い面。
このように磁石棒には、磁力が弱い面と強い面があるので、場面によって使い分けるのがけっこう重要になってくるのですよ。
ただし磁石棒の面は、手番開始時に決めた方しか使ってはいけませんので、気をつけましょう-。

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弱い面でもこのパワー。……けっこう引っつくのですよ。

ちょっと欲しかったなーっと思ったのは、自分の担当する色を示すカードとかチップですねー。
開始直後とか、うっかり自分の色を忘れて、他人の色の鈴をゲットしてしまうという間抜けプレイを数回やってしまったのですよ(恥)。
……まあ、自分の色くらいちゃんと覚えておけよって話なんですが(苦笑)。

あ、それで思い出しましたけど、ちょっとルールが不明な点があって、他の色の鈴をくっつけてしまった場合の判定ですね。
くっついたその瞬間にアウトなのか? それとも、引き上げた時に落下したらセーフと見なすのか?
この辺の判断をどうすればいいのかなーっと思ったり……多分、前者の判定で私はいいと思うんですけど、後者の判定でもドラマが生まれそうだなーっと思ったり……あと、お手つきをしてしまった際の、鈴をゲームプレート内に落とす際、どんな風に落とせばいいのかっていう点が書かれてないんですよねー。

この辺も、その時のメンバーで決めればいいと思うんですけど、私が遊んだ時は自分の好きなように落下させてOKというスタイルを取っていたので、邪魔をしようと次々と他のプレイヤーの鈴の上に自分の鈴を落とすという酷い流れになっていたのですよ(笑)。

なので、プレイする前にメンバーとその辺を話し合った上で、ゲームを開始するとスムーズに事が進むんじゃないかなーっと思ったり。

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鈴は選べる大・中・小♪ でも小さいやつほど、思わぬところからくっついてくるので油断ならないのですよ(汗)。

ルールは簡単ですけど、磁石という見えない力を利用して遊ぶところが、プレイヤーを熱くさせてくれるのです。
段々となれてくると、磁石を使ったテクニックを駆使しようとして、邪魔な鈴を磁力でどかそうと試みたり、一撃離脱戦法を狙ってみたり、鈴をくっつけると、磁力が弱まってくるので、それを利用して器用に大→中→小で鈴を取ろうと思ったり。
あの手この手で自分の鈴をゲットしようと試行錯誤し始めるので、上手くできたら拍手喝采、失敗したら大笑いと盛り上がる盛り上がる(笑)。

気をつけないといけないのが、エキサイティングしすぎて鈴が飛んでいってしまう事ですね(汗)。
他の鈴がくっつきそうになって、思わず磁石棒を勢いよく上げてしまう時によく起きる事故なんですが、場所によってはそのまま行方不明になってしまう恐れがあるので、どうかお気をつけを~。

あと、いちおう最大4人プレイですけど、個人的には3人がオススメですね。
一色だけ完全にお邪魔な鈴になるので、ゲームが進んでもゲームプレート内に鈴が大量に残る形となるので、スリリングなゲームになるのですよ(笑)。

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よ、欲張り過ぎた……(涙)

でも本当、「ベルズ!」は良い作品ですよ~! どれくらい良いかと言いますと、取材プレイした後、そのまま購入する位です(笑)。
パッケージを開けたら即プレイOKというスタイルが個人的にかなりビビッときましたし、見た目もオシャレでしっかりと遊べるのが良かったのですよ♪

それにしても磁石を使っているボードゲームといえば、第84回にご紹介した「スピンデレラ」を思い出しますけど、あれも盛り上がれるいい作品でしたねー。
なんでしょう、磁石って金属だけでなく、人の心を引きつける何かを持っているのですかね-?

ってなワケで、今回ご紹介した「ベルズ!」はいかがだったでしょう?
ご興味が沸いた方、ぜひぜひ遊んで見てください! きっと、磁石の魅力に吸い寄せられる事間違いなしなのですよ♪

 

ライター紹介

三家原優人(みけはら ゆうと)
 ゲーム制作チーム「Team・Birth-tale」所属。
 ゲームシナリオライターだけでなく、映画会社にて長編映画の脚本や出演など多岐に渡って活動中。
 趣味はガジェット集め。国内・国外問わずの気になるガジェットを集めては愛でる日々。
 実は某公国の爵位を持っていたりする。

代表作
 歴史シミュレーションゲーム「三極姫」シリーズ。
 恋愛アドベンチャーゲーム「はち恋」。
 長編ホラー映画「腐女子」。
 その他多数。