ボードゲームレビュー第153回「チョコボのクリスタルハント」

「チョコボのクリスタルハント」
作者:大根田祥宏
メーカー:スクウェア・エニックス
プレイ人数:3~5人
対象年齢:5才以上
プレイ時間:約10~20分

 


 

チョッコボ・チョッコ・チョッコ・チョッコッボ~♪
チョ・チョコ・チョ・チョコ・チョコ・チョコボ~♪

いや-、まさかこのレビューでチョコボのテーマ曲を歌う(?)日がやってくるとはおもいませんでしたね。

ってなわけで、毎週木曜日はキウイの日!
どもども、11月の急激な寒さもなんのその! 今日も私、三家原が元気にレビューさせて頂きますですー!

チョコボといえば、スクウェア・エニックス様が誇る「ファイナルファンタジー」シリーズで登場してから、マスコットキャラとしてミニゲームで活躍したり、スピンオフでダンジョンに潜ったり、チョコボレースに出場したりと様々なジャンルで大活躍している鳥さんですね!

そんなチョコボが、愛らしいイラストで描かれたカードゲームになっちゃった!
それが、今回ご紹介する「チョコボのクリスタルハント」なのですー!

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もちろん、販売は天下のスクウェア・エニックス様!
なんかコンピュータゲームの会社が、非電源のボードゲームを出すのって新鮮な感じがしますけど、振り返ってみればスクウェア様はTCG関連で、エニックス様はドラゴンクエストを題材にした「スライムレース」や「ドラゴンクエスト ダンジョン」といったボードゲームを幾つかリリースしていたりと、結構積極的にリリースしてるんですよね。

そんな二社に、ホビージャパン様の頭脳が加わって出来たのが、この「チョコボのクリスタルハント」!
各プレイヤーは、クリスタルを集める為、お馴染みのチョコボやデブチョコボに探索をさせて、四種類あるクリスタルをハントしていくカードゲームとなっています。
さあ、無事に勝利条件のクリスタルを全て集めて、優秀なトレジャーハンターになっちゃいましょう!

■ゲームの準備

1.クリスタルマーカーの配布
各プレイヤーはランダムにクリスタルマーカーを受け取り、そのままマーカーに対応した種類のクリスタルカードを受け取ります。

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クリスタルといえば、やっぱり火・水・風・土の四種類!

2.デブチョコボの配布
ハントに欠かせないチョコボの配布。
ただし、最初に渡されるのはデブチョコボ一匹だけ。
そして配られなかったデブチョコボは、ゲームで使用しないので、そのまま箱に戻しちゃいましょう~。

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左が、ぽっこりボディがプリチーなデブチョコボさん。

3.山札の作成とカードの確保。
クリスタルカードとデブチョコボを各プレイヤーが手にしたら、残っているカードを全てシャッフルした山札を、テーブルの中央辺りに置いちゃいましょう。

最後に、各プレイヤーは山札から一枚引いて、手札がクリスタルカードとデブチョコボも含めて合計3枚になるようして準備完了となります。

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準備万端! レッツ・ハント!

■ゲームの進め方

さあ、準備が整ったので、ハントのお時間だ!
このゲームは、火のクリスタルを持っているプレイヤーが最初の手番プレイヤーとなります。
……やっぱり、火って主人公っぽいから?(まてこら)

1.手札の追加

手番を開始する際、手番プレイヤーは山札からカードを一枚枚引きます。
ただし、ゲームの最初のプレイヤーだけは、山札からカードを引けないというルールがありますので、注意しましょう!

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何が来るかな? 何が来るかな?

あと、そうそう。
そんなに発生しないと思いますが、もしもこのタイミングで山札がなかった場合、手札の補充は行われません。
つまり、残された手札と知恵で切り抜けろと言うことですね!(違)

2.探索の開始

クリスタルを求めて、いざ行かん!
このタイミングで、プレイヤーは手札にある「チョコボ」か「デブチョコボ」を使用することで、探索を行えます。

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ゆけ、チョコボ!

探索するチョコボを選出したら、今度は任意のプレイヤーを一名選び、選ばれた人は手札の中身が見えないようにしてカードを一枚選んでもらいましょう。
そう、探索先とは相手プレイヤーの手札! カードを選び終わったら、すぐさまそのカードを他のプレイヤー達にも見えるようにオープン!
さあ、この表になったカードが何であるかによって、探索の成否が問われます!

○探索の成功

ここで、選んだカードがクリスタルだった場合、ハントは成功となって、そのまま手番プレイヤーがそのクリスタルをゲット出来ます。

この時、探索で「デブチョコボ」を使用していた場合は手元に戻して、そのまま手番は終了となりますが、これがもしも「チョコボ」だった場合は、連続チャンス!
「チョコボ」を手札に戻して、再び探索を行うかどうか選べます!

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クェッ、クェッ、クェッ……次の獲物はどれにしようかな~?

○探索の失敗

でも冒険では、自分の選択が必ずしも成功するとは限らない!
もしも選んだカードが「クリスタル」以外だった場合は、そのハントは失敗となります。
任意で選ばれたプレイヤーは、公開したカードを手札に戻しましょう。

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「チョコボ」と「チョコボ」がぶつかってしまったの図。

そして、「デブチョコボ」だった場合は成功と同様に手元に戻りますが、派遣したのが「チョコボ」だった場合、捨て札となってしまいます。
ただし、カードは失いますが行動自体は出来るので、「デブチョコボ」を使って復讐戦! なんて事も出来たり。

そう聞くと、「チョコボ」なら最低でも二回行動出来るから強い! とか思うかもしれませんが、そうは問屋が卸してはくれません。

○行動を封じる「モンスターカード」

そんな「チョコボ」の野望をぶっ潰すのが、「モンスターカード」の存在!

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「モンスターカード」は手番で使用する事はできませんけど、相手が引いて途端、その能力を発動させます。

右の「ボム」だった場合は、今ある自分の手札の中から一枚選び、山札の一番下に置かせる。
左の「アーリマン」だった場合は、引いてしまったプレイヤーは、「アーリマン」を保有していたプレイヤーに、自分の手札を見せなければなりません。

さらに恐ろしいのは、探索に出したのが「チョコボ」であったとしても、「モンスターカード」を引いた時点で、問答無用で捨て札に捨てて、行動終了となってしまうのですよ。

3.手番の終了と勝利条件の確認

手番プレイヤーは、探索を失敗、もしくはパスする事で手番終了となります。

手番終了となったら、すぐさま今の手札が勝利条件を満たしているかどうか確認しましょう!
勝利条件は、4種類のクリスタルを一枚ずつ手に入れているか、種類に関わらず6枚のクリスタルを保有しているかの大きく二つ! さあさあ、ちゃんと条件を満たしていますかね?

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四種類のクリスタルが揃った、綺麗な勝利!

ちゃんと勝利条件が揃っていれば、そのプレイヤーは手札を全員の前に公開し、勝利点チップを受け取ります。

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勝利点チップの獲得が終われば、再び手札を山札に戻し、初期の三枚状態にセットしなおして、左隣の人に手番を渡して再スタート。
また、勝利条件を満たしてなかった場合は、そのまま左隣の人に手番が回って再スタートとなります。

4.ゲームの終了

このゲームの終了条件は、たった一つ!
それは誰かが勝利点チップを二枚獲得すること! え? 他に終了条件はないのかって?
ふふふ……ありません! シンプル・イズ・ベスト!

■総評

最初はチョコボの可愛さをプッシュした、シンプルなほのぼのカードゲームかなーっと思っていたら、意外とガンガンと自分から勝つ為に攻めるタイプのゲームでしたねー。

基本はチョコボを使って行うババ抜きですから、それほど長考もせずポイポイと進める上に、モンスターという爆弾はあるわ、下手したらチョコボを使って連続で奪われるわ、いっぱい持っていると全員から狙われるわと、始終カードがあっちこっちに派手に飛び交って終わるという、ほど良いパーティーゲームとして遊べました。

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ただシンプルさとスピーディーなゲーム展開に加えて、大きな効果を発揮するカードが少ないのが気になるのなぁ……なんて不安に思っていたら!
なんと風の噂ではスクウェア・エニックス様とホビージャパン様で、今度も拡張セットも視野に入れてのアナログゲームを開発予定だとか……!? これは、さらにすごいカードが加わって遊べる展開が待っているのかしら!?(ドキドキ)

そんな期待を抱きつつ、本日のレビューはこの辺で。
がっつりと遊ぶにはちょっと物足りないのかなーっと思いながらも、その手軽さと場を温めるのには最適だし、何よりもチョコボがとってもプリチーなので、ご興味のある方は、ぜひぜひ遊んでみてくださいませなのですー♪

 

ライター紹介

三家原優人(みけはら ゆうと)
ゲーム制作チーム「Team・Birth-tale」所属。
ゲームシナリオライターだけでなく、映画会社にて長編映画の脚本や出演など多岐に渡って活動中。
趣味はガジェット集め。国内・国外問わずの気になるガジェットを集めては愛でる日々。
実は某公国の爵位を持っていたりする。

代表作
歴史シミュレーションゲーム「三極姫」シリーズ。
恋愛アドベンチャーゲーム「はち恋」。
長編ホラー映画「腐女子」。
その他多数。