ボードゲームレビュー第197回「バニーキングダム」

「バニーキングダム」
作者:リチャード・ガーフィールド
メーカー:ホビージャパン
プレイ人数:2~4人
対象年齢:14才以上
プレイ時間:約45分

ぴょぴょーんと!
お久しぶりです!!
もしくは初めまして?
草木の間からこんにちは~。
ゲームシナリオライターをしております唯白ユウキです!!
最近本当に寒くなってきましたね。
やっぱり、こんな時期には暖かい部屋でボードゲームしたいですね~。
そして、可愛いウサギさんでほっこりと楽しみましょう!!
てなわけで、本日ご紹介するゲームはこちら!!

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『バニーキングダム』!!
かわいいウサギさんと共に国を作り上げていくゲーム!!
なのですが、タイル配置とドラフトのゲームとなっており、ほのぼのとした見た目とは裏腹に中々の心理戦が楽しめるのではないでしょうか。
このゲームのキモとなる『ドラフト』要素の詳細はレビュー中に説明していきますので最後までお付き合いいただければ幸いです。
でないと、ウサギみたいに寂しくて……寂しくて……。
まぁ、どうにもなりませんけど!
でも1人ではこのゲームはできませんからね。
ではでは、説明を進めましょう!!
まず、この可愛いウサギさんをお受け取りしましょう!!

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色ごとにすべてお受け取りください。
これは『うさぎフィギュア』です。
ちなみに、耳のあたりが意外と尖っててちょっとだけチクチクしちゃいます。
なんとなく、触ってて癖になりました……ウサギさん中毒ですね!!(間違いなく違う)
……話がそれましたね。
次に、新世界ボードを用意します。

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そしてこちらの『都市フィギュア』の中から戦力1の物を都市スペースに置きます。

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それぞれの駒の四隅に塔がありますよね?
これの数が『都市フィギュア』の戦力となります。
今回は塔が1つの物を配置します。

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こんな感じ!!
そして、『探査カード』を全て山札にして『新世界ボード』の横に置けば準備完了!!
それではそれでは、ゲームを始めます!!
まず、プレイヤー人数に応じて各プレイヤーに探査カードを配りましょう。
・3人……12枚ずつ
・4人……10枚ずつ
そして配りましたら、ラウンドが始まります。
1つのラウンドは3つのフェイズから成り立っており、それらを4ラウンド繰り返します。
●探査フェイズ
このフェイズでは『探査カード』をドラフトしてプレイします。
では説明を進めましょう!
○カードのドラフト
まず先程配られた『探査カード』からカードを2枚選び、次のプレイヤーへと回します。(左右どちらのプレイヤーに渡すかはラウンドによって変わります。)
その後、カードをプレイします。
そして、再びカードを選び、次のプレイヤーへ、そしてカードをプレイ…………とこれがカードが無くなるまで繰り返してゆきます。
このように、カードを選びまわしてゆくことを【ドラフト】といいます。
このゲームにおいてこの要素はとても重要です。
ゲーム序盤は難しく考えなくてもよいかもしれませんが、ゲームが進むにつれて、「このカードは他の人が欲しがらないだろうから、次もう一度カードが回ってきた時でいいか……」
「これは、皆欲しがるだろうから先に取っておこう……」
といった優先順位の付け方が非常に重要になります。
ですが、「みんな取るかな……?」ってなってたカードが残ってたり、逆にカードが無かった逆に残ると思ってたカードが無いなど、波乱万丈です(笑)。
私もプレイ中に「おぉ、これ残ったのか」となったり、他の人がプレイしたカードを見て「あ、それ取ったの!?」となったりしましてワクワクドキドキさせていただきました。
○カードのプレイ
次に【ドラフト】した後のカードについて説明します。
カードのプレイは全員が一斉に行います。
といっても、カードごとにコマを配置したりトークンを得るだけですので、『探査カード』について説明しますね。
・区域カードと建物カード

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一番上の数字とアルファベットが載っているのが、『区域カード』です。
これはプレイと同時に『うさぎフィギュア』を設置します。
ウサギが置かれているところが、自分の【支配下】となります。
そして【支配下】にある区域同士がつながっている個所を【領地】と呼びます。
次に二段目にある、白い盾の様なマークに数字があるものは『建物カード』の都市です。
これをプレイすると数字の戦力の『都市フィギュア』を獲得し、プレイしたカードの上に置いておきます。

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そしてこちらも『建物カード』。
こちらはカードに描かれたトークンを受けとります。

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これらもプレイしましたら、特定のトークンをカードの上に置いておいてください。
・親書カード
次に勝負のカギとも言える『親書カード』!!

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これらのカードは自分の前に、裏返しのまま置いておきます。
親書カードはその場では何の効力もありませんが、ゲーム終了後、勝利点として加算されます。
親書カードの効果に合わせてその先の策略を変えるのもアリでしょうし、逆にあくまで追加点カードとして扱うのもよいでしょう。
●建設フェイズ
ここでは最初の探査フェイズで手に入れたトークンたちを、ボードへと置いていくフェイズです。
置くための条件さえ守れば後は自由に!!(笑)
まず、自分の支配下にしか置くことができません。
そして一部の上級資源と戦力3の都市フィギュアは、特定の区域にしか設置することができません。
また既に建物が設置されている区域には、置くことはできません。
一度置くと、移動させることはできません。
既にボードにある資源の上に資源や都市を置いた場合、追加で得られる形となります。
これらのルールを守って楽しく建築!!
●収穫フェイズ
そして最後に収穫フェイズです!!
今まで設置した都市や、資源から勝利点を得ます。
まず、各【領地】を確認してください。
【領地】とは自分が支配している区域が、上下左右に隣接している状態の区域を指します。
斜めに隣接していても意味はありません。
さらに区域の間が溶岩で絶たれている場合も、領地とはみなされません(ただし溶岩で遮られている個所以外から、繋がってきている場合は別です)。
更に特殊な例として、『天空塔』という建物カードがあります。

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こちらのカードを使用して手に入るトークンを設置すれば、離れた場所にある領地がくっついちゃうんです!!
もちろんこれも一度設置すれば動かせませんので、設置する際にはご注意ください。
この後に説明いたしますが、領地はとにかく繋げれば良いわけではございませんので。
【領地】を確認したら、その【領地】にある【資源の種類】と【戦力】を数えてください。
資源は数ではなく、種類です!!
領地をとにかく繋げたりすると、いっぱい資源があるのに種類が2種類……とかありえますので注意してください。
そして戦力はその領地の都市の戦力の合計……って、ややこしいですね。
つまるところ、1つの領地の中にある都市の塔の数を数えてください。
そしてそれらを掛け算します。
【資源の種類】×【戦力】=その領地から得られる勝利点
となります。

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こちらを見ると非常にわかりやすいですね!!
早見表便利!!
大事!!
ホント大事!!
私はよくルールを勘違いしてしまうので、サッと確認できるのは親切ですね~。
こうして得点を加算して、1ラウンドが終了します。

これらを4ラウンド繰り返し、最後に親書カードの得点を加算すればゲェェムセット!!OLYMPUS DIGITAL CAMERA

最後にはこんな風に、ウサギさんいっぱい!!
やったね! もう淋しくないよ!!
最後にまとめましょう。
基本的には【ドラフト】要素が大部分を締めます。
相手が何を選ぶのか……相手が何を選ばないのか。
その上で自分がまず取るべきなのは何か……そう言った考えを巡らせる心理戦です。
ですが、カードが無くなるまでカードを回し続ける都合上、取りたくなかったカードや取る必要のなかったカードもあります。
例えば、【領地】を無駄に繋げたくないから(収穫による得点の際には資源の種類で得点が決まるため、同じ資源の別領地と繋がりたくない)避けていたのに、それを取る羽目になる。
逆にそれを相手に取らせる。
といった事件もチラホラ……。
他にも序盤だと特定の条件の『親書カード』を手に入れてもどうしようもないから……と手を伸ばさないでいたら手元に来てしまった。
ならば、その条件を満たすために方針を変えようじゃないか!!
ともなるでしょう。
私にはできませんが誰に親書カードが行ったか覚えておいて、それで戦略を予測する、なんてこともできるかもしれませんね。
このように、収穫による得点、親書カードによる得点。
こうやってバラケけていくことによりドラフトがより一層楽しめることでしょう!!
そんなわけで、今回、ご紹介させていただいたゲームは『バニーキングダム』。
皆さん、いかがでしたでしょうか?
あっ、ちなみに寂しくてもウサギさんはどうこうなりません。
でもこの寒い時期ですし皆さんで集まって炬燵にでも入ってわいわいとこのバニーキングダムでもしましょうよ!!
心も体もあったまりますよ!!!
それではまた次回!!
ぴょーんぴょん!

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ライター紹介
唯白ユウキ(ゆいしろ ゆうき)
ゲームシナリオライターとして活動中
アナログ・デジタル共にゲームは大好き。
一人だとADV系ゲームがお気に入り。
多人数系は終了後に皆で話題にできるものが良いです。