ボードゲームレビュー第200回「ナンバーナイン 」

「ナンバーナイン」
作者:Peter Wichmann
メーカー:メビウスゲームズ
プレイ人数:1~4人
対象年齢:8才以上
プレイ時間:約20分

毎度どーも、ライターの松風です。
さて、皆さん数字を使ったパズルなんかはお好きでしょうか?
ヘビーゲームで疲れた時なんかに、頭の体操的に軽ーく遊べるゲームが欲しくなりませんか?
そんな気分にうってつけなのが今回のゲーム!
タイトルはズバリ『ナンバーナイン』です。

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箱を開けたら何やら数字を模したタイルがいっぱい入ってますね。
これらのタイルは0から9までの10種類あります。

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ルールそのものはとっても簡単。
付属の『ナンバーカード』の山から1枚ずつめくっていき、そこに描かれた数字のタイルを並べて積み上げていくのが目的です。

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この時、一番下のテーブルに接してるタイルはレベル0と見なし、二段目がレベル1、三段目はレベル2……という風に数えていきます。
最終的に山札が尽きた時、自分の積んだ全てのタイルを『タイルの数字×レベル』で合計して、最も高得点のプレイヤーが勝利です!

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つまりタイルを積み重ねれば積み重ねるほど得点が高くなっていくシステムなわけです。
ただし、そう簡単に積んでいけないのがこのゲームの熱いところ。
タイルの置き方には少しばかりルールがあるんですねー。
まず1つめのルール。
タイルの向きは自由に変えて構いませんが、裏向きにして置くことはできません。
そもそも裏面には数字がプリントされてませんので、これは見た目でわかると思います。
裏向きで置けたらいいのに……! と歯をギリギリしたくなる瞬間はめっちゃありますけどね!

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2つめのルール。
すでにタイルが置かれているレベルに新たにタイルを配置する場合、タイルとタイルは必ずどこかで繋がっていなければいけません。
見てお分かりの通り、タイルには正方形のマス目が描かれています。
このマス一つ分のどこか一辺でいいので、くっつけて置かないといけないわけです。

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3つめのルール。
一度置いたタイルは次のカードがめくられたらもう動かせません。
後からもっとぴったりハマるタイルが出たとしても、場所を入れ替えたりはできませんよ!

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4つめのルール。
レベル1以上の階層にタイルを置く時は、必ず複数のタイルにまたがるように重ねて置かなければいけません。
でないと、同じ数字のタイルをただ重ねていけばいいやってなりますからね。
なにげにコレが最も頭を悩ませてくれるルールでしょう。

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5つめのルール。
タイルを積み重ねる時、下のマスに隙間があってはいけません。
それぞれのタイル同士はけっこういびつな形をしていますので、綺麗に繋げるのはなかなか難しいでしょう。
割りと適当に繋げてると、頻繁に穴が出来てしまうんですよね。
あと0のタイルなんかも要注意です!
もちろん、下の階層からはみ出して置くのもアウトです。

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各タイルは、必ずしも上のレベルに置いていく必要はなく、どちらかと言えばレベル0を拡げて行きたくなる場合が多いと思われます。
ラウンド中はタイルの置き方を試行錯誤してもOKですが、一度置いたら動かすことはできない、という点にはご注意を。
すべてのプレイヤーがタイルを置いたことを確認したら、新しい『ナンバーカード』を引いて次のラウンドが始まります。
『ナンバーカード』は全部で20枚、つまりそれぞれの数字タイルが2枚ずつ手に入ることになります。
先述した通り、タイルに描かれた数字とレベルの乗算で得点は大きく変わってきますので、置き方には大いに悩むことになるでしょうね!
カードの順番次第でタイルの組み合わせがガラッと変わってしまうのもルールの妙味です。

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このゲームで覚えておくべきコツは、数字の大きいタイルは面積も大きい傾向にある、という事です!
高得点を目指すなら、なるべく低い数字で土台を広く作って、8や9といったタイルはなるべくレベル1以上の階層に置きたいものですね。
なんせ、1のタイルをレベル2に置いても2点ですが、9のタイルをレベル2に置けたら18点です。
レベル2以上に何をどれだけ置けたかで勝負は決まると言っても過言ではありません!

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0はどこに置いても0なので、まぁ最下層のレベル0に置きたいトコロですが、真ん中の穴が曲者ですよね。

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このゲームの特徴といえば、何と言ってもその手軽さ! コレに尽きるでしょうね。
箱を開けて『ナンバーカード』をシャッフルしたらもう遊べてしまうセットアップ要らずのコンポーネントも素晴らしい。
ルール自体は小学生でもすぐに理解できて、インストするのにも手間がかかりません。
サクサクと遊べるライト感覚のパズルゲームとしては、かなり完成された域にあるんじゃないでしょうか。
それでいて、しっかりパズルゲームの悩ましい感覚を味わわせてくれます。
結構、人によって置き方に特徴があったりして、自分なりの最適解を探っていくのが楽しいトコロ。
タイルを置ける場所を探して、ああでもないこうでもないと右往左往していると、立体的なテトリスでもやってるような気分になってきます。
パズルゲームって、なんだか妙にハマっちゃいますよね。
ちょっとした時間で気軽に遊べて頭の体操にもなる、こういうゲームもたまにはいいんじゃないでしょうか。
といったところで、今回のゲームはいかがだったでしょうか?
それでは、また次の機会にお会いしましょう。
ライター紹介
松風志郎(まつかぜ しろう)
ゲーム制作チーム「Team・Birth-tale」所属。
ゲームシナリオライターだけでなくゲームのシステムデザインなども手がける。
アナログゲームとの関わりは古く、幅広いジャンルをたしなむ。
世界観にとっぷりと入り込めるゲームが好き。
代表作
歴史シミュレーションゲーム「三極姫」シリーズ
大戦シミュレーションゲーム「萌え萌え2次大戦(略)」シリーズ
大戦シミュレーションゲーム「出撃!乙女達の戦場」シリーズ
恋愛アドベンチャーゲーム「はち恋」
その他多数。