ボードゲームレビュー第205回「モンスターメーカー」

「モンスターメーカー」
作者:鈴木銀一郎
メーカー:アークライト
プレイ人数:2~6人
対象年齢:8才以上
プレイ時間:約30分

皆さん、お久しぶりです。
ゲームシナリオライターの唯白ユウキです。
新年も早いものでもう二月……ここらで一つダンジョンで宝探しと行きませんか?
というわけで、本日ご紹介するのはこちら!!

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『モンスターメーカー』!!
簡単に説明すると、
迷宮を突き進み、最奥の宝を持ち帰るゲーム、です!!!
他にも他人の邪魔ができますよ、ふふふ。
他の参加メンバー曰く。
「これきっと唯白さんが気に入るゲームですよ。だって公然と人の邪魔ができますから」
おおう。まるで私が意地の悪い人のようですね……(笑)
まぁ、大好きですけど!!!
ちなみにこのゲームは、昔に大変よく遊ばれた同名ゲームのリメイクなんだそうです。

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こうして見比べると昔よくあったイラストと、近代風のイラストと、どちらも味があって素晴らしいですね!!
てなわけでインストしてゆきましょうぞ!!
まず、往路/復路タイルです。

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これらを1人1枚ずつ受け取ります。
もちろん最初は往路を表にしておいてください。
次に冒険者カードを全てまとめてシャッフルし、各プレイヤーは5枚引いてくださいませ。
たったこれだけで冒険の準備は終了です!!
お手軽ですねぇ……。
それでは、ダイスでもジャンケンでもスタートプレイヤーを決めたら、レッツダンジョン!!
●手番でできること。
A.迷宮の移動
B.モンスターの配置
C.モンスターとの戦闘
D.手札の破棄
この4つのどれか1つを、行うことができます。
その後「手札の調整」を行って、次の人へと手番が移ります。
では順に説明してゆきましょう!!
A.迷宮の移動
まぁ、迷宮探索なんですから、これが出来なきゃ始まりませんよね!!
手持ちの迷宮カードを使って、迷宮を進んでいきます。

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この数字が書いてあるカードを自分の場に置き、迷宮を進んでいきます。
自分の場に置いた迷宮カードの数字が【合計100を超えた場合】には、その迷宮の宝物庫へと到着です。
宝物庫に着いた以上、宝物を手に入れないわけ無いですよね?
ここで『宝物カード』を引きましょう!!

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オープンと書かれているものを引いた場合は、公開してください。
書いていないものは効果を使用するときにのみ、公開してください。
中には後ほど説明するモンスターとの戦闘で、役立つものもあります。
逆に価値はあるけど持って帰るのが大変で、帰り道が遠くなってしまうお宝もあるんですよねぇ……。
私もこれ引いて、すごい遠かったんですよ。
宝物を手に入れたら、後は迷宮から出るだけですね!!
タイルを往路から復路へと裏返します。
往路を進んだ際の迷宮の広さが、そのまま復路です。
往路を進む際の迷宮カードの合計値が復路となります、
ですので、あまりに失敗すると100でいいはずが120とかにもなってしまいます。
そして、次にちょっと変わった迷宮カードたちを紹介します。

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・宝の小部屋
『宝物カード』を1枚入手します。
奥にたどり着くまでもなく、お宝ゲットです!!
とは言っても、ちゃんと奥までいかないといけませんからね!!
・回り道
次は回り道カードです。
このカードを捨て札にすることで、モンスターを取り除くことができます。
1ターン消費しますが、確実にモンスターを排除できます(正確には迂回するんですけどね!!)
・トラップ
最後にトラップです。
これは引いた瞬間に発動します。
な、な、なんと!
コイツが舞い込めば手札を1枚残して、すべてを捨てさせられます。
あんなことやこんなことを考えていても、一瞬で思惑は崩れ去ります……シクシク。
このタイミングでこれかぁ!? って、みんな一喜一憂しながらビクビクする1枚……。
でも、そんな貴方に盗賊(シーフ)!!
盗賊の役職カードが手札にあれば、それを見せるだけでトラップとはおさらば出来るのです!!
やはり盗賊職は、冒険に必須ですね!!
戦闘力は高くなくとも、小回りが利く良い性能です。
以上の基本的な迷宮カードに加え、3種類の様々なカードで迷宮を突き進みます。
数字の書かれているものと宝の小部屋は『モンスター』が配置されている場合、使用することができませんのでご注意ください。
回り道でもしないと、モンスターを無視して進行なんてできないんですよ!!
B.モンスターの配置
次はモンスターの配置になります。

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手札にあるこれらのモンスターカードを、他プレイヤーの迷宮カードの上に置きます
数字がそのまま、そのモンスターの強さですよ!!
先行しているプレイヤーに、強いモンスターを派遣してやりましょう!!
あ、でもでも1プレイヤーに対して同時に置けるモンスターは1体までです!!

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こうなってしまうとモンスターを倒すか、回り道のカードを使わないと迷宮を進むことができなくなります。

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いきなりこんな強いモンスターを置かれて、絶望する人も……。
モンスターを倒す方法は次の【モンスターとの戦闘】の項目にて!!
C.モンスターとの戦闘
今度はモンスターを設置されて進むことができない迷宮を打破するため、様々なキャラたちの力を借ります!!

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自分の場にモンスターが配置されている場合に、手札の『キャラカード』を任意の枚数を場に出します。
そして左上の○Dという数字の合計分だけ、ダイスを振ります。
それから+○の数字を足して合計値を出します。
その数値がモンスターに書かれた強さと同じか、それ以上になればモンスターを見事倒すことができるのです!!
そして『聖職者(クレリック)』を場に出せば、ターンアンデッドできます!!
モンスターがアンデッドだった場合、問答無用で倒すことができる優れもの!!
更には『聖職者』にはもう一つ能力がありまして、モンスターとの戦闘が終わった直後に捨て札にすることで、戦闘に使用したキャラカードを1枚手札に戻すことができます。
こうして、迷宮の進行を邪魔する存在をなぎ倒し、宝へと進むのです!!
D.手札の破棄
最後に手札の破棄になります。
といっても本当にシンプルに、任意の枚数手札を捨て札にします。
手番終了時の手札の調整に役立つだけの、シンプルな行動!!
シンプルイズベスト!!
はい、詳しくは【手札の調整】にて!!
○手札の調整
上記の行動の内いずれかを行った後に、この行動を行います。
手札が5枚になるようにカードを引いてください。
【迷宮の移動】でも説明したトラップのカードを引いてしまうと大☆惨☆事!!
【手札の破棄】で盗賊を残したり、逆に一か八かを選んだりと、中々にドキドキするタイミングですね!!
ゲーム中の基本行動は、以上となります。
●ゲーム終了へ
そして、迷宮から誰かが帰還(復路を往路の以上に進んだ人が出たら)したら、ゲームは終了へと向かいます。
最初に帰還した人は『帰還ボーナスタイル』を受けとってくださいな!

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これはゲーム終了時に100Gゲットできますので大事ですよ!!
そして、ここからはサドンデス!!
手札の調整による手札補充が出来なくなります。
もし、モンスターの配置や、使えるカードが無いなどでカードが出せない場合、最低1枚以上のカードの破棄を行ってください。
そして、手札が無くなっても帰還できなかった場合、その時点でその人のゲームは終了です。
こうして、すべてのプレイヤーが帰還または手札が無くなってしまうとゲームは終了です。
●勝利判定
手に入れた宝物と帰還ボーナスの分を合計し、この後説明するペナルティを引いて点数を出します。
ペナルティは
・往路より復路が多かった場合
つまり、行きよりも帰りの方が数字が大きくなってしまった場合に発生します。
多かった距離×2のペナルティが発生します。
・往路より復路が少なかった場合
つまり、帰還できなかった場合ですね。
帰還まで足りなかった距離×10のペナルティが発生します。
こっちは致命的なので必ず脱出するようにいたしましょう!!
というわけで、『モンスターメーカー』いかがだったでしょうか?
モンスターを退け、迷宮を進み、宝を手に入れ、そして帰還する。
そんな昔ながらのRPGを彷彿とさせるドキドキのゲームです。
まぁ、後半に帰還しそうになると全力で互いの邪魔が始まってしまうんですけどね(笑)

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こんな感じに!!
スッと、隙を見て帰還してやりましょう!!
他人と笑いあいながら、モンスターを倒したり、邪魔したり中々に盛り上がれる一品です。
ルールもシンプルで初心者にもおすすめ!!
しかも、最初にも言いましたが、今回紹介したゲームはリメイク版。
昔のバージョンをやったことある方も是非やってみてはいかがでしょうか?
ではでは、このあたりで。
私も迷宮へと消え去るとします!!
またお会いしましょう!!
ライター紹介
唯白ユウキ(ゆいしろ ゆうき)
ゲームシナリオライターとして活動中
アナログ・デジタル共にゲームは大好き。
一人だとADV系ゲームがお気に入り。
多人数系は終了後に皆で話題にできるものが良いです。