ボードゲームレビュー第208回「コードネーム:デュエット」

「コードネーム:デュエット」
作者:ヴラーダ・フヴァチル/スコット・イートン
メーカー:ホビージャパン
プレイ人数:2人
対象年齢:11才以上
プレイ時間:約15分

おはよう、諸君。

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ここに写っている緑の彼女は、極秘任務に就いているエージェントだが、彼女を含めて15名がこの大都会に身を隠しながら活動中である。
そこでキミの使命だが、テーブルに向かい合っている相棒と一緒に、いますぐ潜入諜報員として大都会へと繰り出し、暗号で連絡を取り合いながら彼らとコンタクトを取ることだ。
だが気をつけたまえ。すでに都会にはキミたちを抹殺しようと、暗殺者が活動を開始している。

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例によってキミ、もしくはパートナーが捕らえられ、あるいは殺されても、当店は一切関知しないからそのつもりで。
なお、この録音は自動的に消滅する――成功を祈る。

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……ってなわけで、毎週木曜日はキウイの日!
どもども、お久しぶりの三家原です! 今回はスパイで大作戦な感じに始まった本日のキウイゲームズレビューですが、それもそのはず!
なんたって今回ご紹介するのは、ホビージャパン様より発売中の「コードネーム:デュエット」なのですからー!
「コードネーム」といえばチーム戦で行われるパーティーゲームでしたが、今回は競い合うのではなくお互いに支え合いながら、作戦に当たっていく二人用協力ゲームとなって帰ってきたのですー!
さあ、果たして我々は与えられた制限時間内に、無事エージェントたちを発見できるのでしょうか!?
■ゲームの準備
1)ワードカードの設置
このゲームはパートナーと向かい合って行われます。
着席が完了したら、ワードカードと呼ばれる単語カードをシャッフルし、以下のようにランダムで縦5枚×横5枚になるように並べましょう。

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残ったワードカードは箱に戻し、緑のエージェントカードと暗殺者カードを、二人の手が届く場所に配置しましょう。

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2)時間トークンとスタンド設置
時間トークンは一般人が表示されている側を上にして、並べたワードカードの脇に9枚配置します。ここを時間パンクと呼びます。

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一般……人?

残った2枚を箱にしまったら、次にプラスチック製のスタンドにキーカードという、エージェントの潜伏先が分かるカードを山札から一枚取り、どちらのプレイヤーにも片面しか見えないように置きましょう。
ちなみにこのキーカードは表と裏で描いている内容が微妙に違うので、うっかりパートナー側を見ないようにご注意ご注意なのです。

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果たして、反対側にはどんな風に描かれているのか……!?

■ゲームの仕方
1)ヒントを出す
このゲームはエージェントの潜伏先であるワードカードを選択してもらうことで、コンタクト成功となります。
なので各プレイヤーは自分の手番が来たら、パートナーに向かってエージェントの潜伏先となっているワードカードのヒントを投げかけましょう。
ただしこのヒントを出す時は、ワードカードに書いてある「ハンバーガー」だったり、「電子レンジ」といった具体的な名前を出すことはNGなのです!
「ハンバーガー」なら「食べ物」、「電子レンジ」なら「機械」という風に、抽象的な言葉しか使っちゃいけません。
それに加えて「食べ物、2枚」という風に、枚数も一緒に言いましょう。
なぜならこのゲームは全9ターンしかないので、一回で2枚3枚くらい当てていかないと、間に合わないのですよ!(汗)

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沢山あるワードカードから、最適なヒントを考えるのです!

なので、プレイヤーはキーカードとワードカードから、一度に複数該当するようなヒントを考え、一方のパートナーは与えられたヒントを元に推測していきます。
でも冒頭で述べた通り、我々を狙う暗殺者や関係のない一般人も潜んでいるので、いっぱい当てようと欲張ってヒントを出すと、うっかり失敗なんてことになってしまうことも……!
特に暗殺者は一枚でも出たら即ゲームオーバーなので、注意注意なのですよ!

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緑がエージェント、黒が暗殺者の潜伏先で、他は一般人なのです。

2)推測と判定
さあ、ヒントをもらったパートナーは、場に並んだ25枚のワードカードから推測をして選択しましょう。
もしパートナーの選んだカードが緑だった場合、その推測は成功となります。
ワードカードの上に、成功を示す緑のエージェントカードを置きましょう。

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う~ん、ここかな~? よし! ここだ!!

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コンタクト成功!

推測が成功したら、パートナーはこのまま続けて選択するか、中止するかのどちらかを選択できます。
また本来狙っていたワードカードと違うカードを選択した場合でも、緑だった場合は推測成功になるのですよ。運も実力の内ってやつですね!
ただし緑でも黒でもないワードカードを選択してしまった場合は、一般人に迷惑をかけたということで問答無用で即座にターン終了となります。
こうして推測中止または一般人を選んだら、そのターンの終了として表向きだった時間トークンを一枚裏向きにし、ヒントと推測を交代します。

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さあ、今度は推測する側だ! どーんとこーい!!

この立場を交代する際には、キーカードもパートナー側が適用となります。
つまり、それまで危ないと思っていた暗殺者の場所が、相手側からすればエージェントの潜伏先に変わっていたりするのですよ!

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こっちからは危ない場所だけど、相手側から見ると安全地帯?

なので「ここっぽい?」と思っても、暗殺者が潜んでいた場所だからついつい別の場所を選びたくなるのですけど……己の度胸が試される瞬間ですね。
■ゲームの終了
こうして互いにヒントと推理を繰り返し、無事25枚の中から15人のエージェント全員に接触できれば、プレイヤー側の勝利となります!

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見事大成功!

ただし! 時間トークンを全て使っても、ワードが残っている場合はサドンデス扱いとなって、今まで得たヒントだけで残っているエージェントを発見しなければなりません!

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果たして君は、生き残ることができるか……!?

■総評
これまでのコードネームがチーム対戦だったのを、協力ゲームにすることで二人でも楽しめるようになったわけですが、本家コードネームをやったことのない私でも、しっかりと楽しむことができましたねー。
最初から最後までちゃんと出した暗号が伝わるかどうか、余計なものまで引いたりしないかと、仲間のはずな相方の動きにずーっとドキドキハラハラさせられてしまったのですよ。
今回は二人協力モードだけを楽しみましたけど、条件が段々と厳しくなっていく世界を股にかけたキャンペーンモードも面白そうですね!

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世界を股にかけたキャンペーンモード。果たしてエージェントが向かう先は!?

他にも一人が出題者となって二人が答える三人プレイや本家コードネームとカードを混ぜ混ぜしたりと、いろいろな遊び方ができるので、ご興味のある方はぜひぜひ一度遊んでみてくださいませー!
ライター紹介
三家原優人(みけはら ゆうと)
ゲーム制作チーム「Team・Birth-tale」所属。
ゲームシナリオライターだけでなく、映画会社にて長編映画の脚本や出演など多岐に渡って活動中。
趣味はガジェット集め。国内・国外問わずの気になるガジェットを集めては愛でる日々。
実は某公国の爵位を持っていたりする。
代表作
歴史シミュレーションゲーム「三極姫」シリーズ。
恋愛アドベンチャーゲーム「はち恋」。
長編ホラー映画「腐女子」。
その他多数。