ボードゲームレビュー第269回「ハンザの女王」

「ハンザの女王」
作者:畠山大
メーカー:ホビージャパン
プレイ人数:2~4人
対象年齢:8才以上
プレイ時間:約45分

 



皆様お久しぶりでございます。
唯白ユウキです。
最近は少し肌寒くなってきましたし、あったかい部屋でボードゲームとしゃれこみましょう!!
そんなわけで本日ご紹介させていただくのはこちら!!
『ハンザの女王』!!!!

こちらのゲームはハンザ同盟と呼ばれる同盟都市で、中央都市リューベクの商人となって財を成していくゲームですね。
他の商人たちよりも多く商品を仕入れましょう!
繁栄した都市の商品はその分だけ価値を持つこととなります。
自分の狙いの都市を反映させるもよし、繁栄した都市の商品を狙うもよしです!!
というわけで、商いの準備をしましょう。

『ゲームボード』、『得点ボード』をテーブル中央に配置いたします。
次にプレイ人数マークを参照し、『交易カード』を取り除きます。
今回は4人プレイのため取り除きませんが、3人なら4枚、2人なら16枚取り除きます。
交易カードについては後ほど。

次に『ラウンドマーカー』をラウンドトラックに、『繁栄度マーカー』を繁栄度トラックの左から2番目の「5」の数字の上へと置きます。

それから『交易カード』を『通常カード』と『贅沢品カード』に分けます。
画像上部の裏面がそれぞれ違うものです。
左が通常カード、箱が描かれているのが贅沢品カードとなります。
これらをまたもやプレイ人数に応じて使う枚数を決めます。
よく混ぜた山から
・3~4人……通常カード  12枚
       贅沢品カード  8枚
       合計     20枚
・2人  ……通常カード  10枚
       贅沢品カード  6枚
       合計     16枚
をそれぞれ取って一緒にして混ぜ合わせます。
先程とは違い、取り除くのではなく、引いてそれらを山にするんですよ!!
間違えないでくださいね?
そしてそうして混ぜた交易カードを各都市のスペースすべてに表向きで配置します。
(2人プレイの場合は各都市の右端を開けておいてください)

配置は左上から右に向かって順番に配置して、一列配置したら次の列の左から……といった具合に埋めていきます。
カードを配置し終えたら、きんちゃく袋がありますので『巾着袋』に『贅沢品コマ』を入れてランダムい取り出して贅沢品カードの上に置いていきます。

カード上部の箱マークが目印です!!
ここまで配置すれば場の準備はおっけー!
後はプレイする人たちの準備をちゃちゃっとやってしまえばゲームスタートです。

各プレイヤーは好きな色の収益マーカーを選び、その内2個を収益トラック(つまり得点トラック)に置きます。
残る1個は手元に置き、自分が何色かわかるようにしておきます。
最後に通常カードの山から4枚受け取り、その中から2枚を選び手札にして残りは山に戻してよく混ぜます。
これで準備は完全に終了!
いよいよゲームの開始でございます!!
ハンザの女王は3つのフェイズで構成され、それを3ラウンド行います。
●ゲームの流れ
1.交易カードの獲得
2.得点
3.保管と準備
これらのフェイズから成り立っています。
1.交易カードの獲得
まずはこちらのフェイズ。
その名の通り、交易カードを獲得してゆきます。
ただ、獲得とは言いますが、ここでは『交易カード』のプレイも行いますので重要なフェイズとなります。
プレイ人数によって一人当たりの手番数が変わります。
 4人……4手番
 3人……5手番
 2人……6手番
そして、このフェイズで実行できる行動は2種類あります。
・都市との交易
 手札から1枚、交易カードを表向きで場に出し、自分の商館(自分の前のスペース、自分の場)に置きます。
 そして商館に出したカードと同じ色の都市の港(都市の左端から2つ分のスペース)からカードを1枚選び手札に加えます。
 ただし、もし出したカードの色と同じ都市の港にカードが無ければ任意の都市から選ぶことができます。
 交易カードは大きく分けて2種類あります。
 『要人カード』と『交易船カード』ですね。
 あとは、贅沢品が乗っている場合がありますがそれはまた後程。
 手に入れていた種類に応じて最後に得点になります。

 詳しくは【最終得点計算】にて。
 交易船カードは【保管と準備】にて説明いたします。
交易力が高いだけの建物のカードもあります。

・議会への参加
 もう一つのアクションは議会への参加。
 こちらは先ほどとは違い、手札1枚を裏向きで自分の商館へと配置します。
 それから任意の繁栄度マーカーを1個選び右か左へと1マス移動させます。
 この際、移動しないという選択肢を選ぶことはできません。必ず移動させてください。
 その後、任意の港からカード1枚を選び、手札に加えます。
 こちらは、取るカードは任意で選ぶことができるため、「あのカードが欲しいけど手札にその都市の色が無い!!」といった事態に役立ちます。
 もちろん、繁栄度マーカーの移動もとても大事ですので覚えておいてくださいね。
 最終得点計算でも説明いたしますが、裏向きカードの交易力の合計値で得点になったり、裏向きだから他の人にバレずに最後の得点への準備など暗躍できますね!!
2つの行動どちらをとっても手札は必ず2枚になります。
3枚になっていたり、1枚しか残っていない、みたいな事態にならないように注意しましょう。
そして、カードを手札に加えた際に贅沢品コマが乗っている場合はコマを自分の商館に置きます。
そのあと、カードを手札に加えた後空いた港にカードを移動させます。
この移動の際に、ある都市の海に置かれた最後の交易カードが移動した場合、その都市に繁栄度の変動が起きます。
その数値は変動が起こった順番により変わります。
 1番目……左へ1マス(-1)
 2番目……右へ1マス(+1)
 3番目……右へ2マス(+2)
 4番目……右へ3マス(+3)
といった具合ですね。
繁栄度は次のステップにて重要になりますのでカードを取る順番も大事です。
そのまま手番を進めていけば……。

こうなっていって……。

こう!!
このフェイズが終わるころには1枚も場には残っていないでしょう。
ここまで来たら次のフェイズです。
2.得点
このフェイズでは各々が同時に行います。
商人、つまりプレイヤーたちは交易力と贅沢品コマの数に基づいて収益を得ることができます。
まずは【都市からの収益】
都市からの収益ではそれぞれの都市に対する影響力を計算し得点します。
各プレイヤーはまず、
「表向きの交易カードの交易力」と「獲得している贅沢品コマ数」の合計値を算出します。

左上の数字と贅沢品コマ(画像のブロック)の数を足せばよいのです。
それらを各色(各都市)ごとに計算しましょう。
合計値を比べ高いプレイヤーから順番に最大3位までの人がその都市の現在の繁栄度を参照し収益を得るのです。

右下の表ですね!
1位の人は普通に一番上の表示されている数字そのままの勝利点を得ます。
2位の人と3位の人は先ほど算出された影響度と固定値をかけます。
ここで面白いのは1位の人よりも収益が多くなることがあるのです。
特に、カード枚数の多くなる後半では特に起きやすくなってきます。
そのせいで1位をとっても悲しくなることもあります。
そして、1位よりも2位の方が得点が多くて2位にしようとしてたら他の人に抜かれて3位になるってこともしばしば……。
やっぱり商売には都市がどれだけ繁栄しているのかはとても大事ってことですね。
もしも、順位が同着の場合該当プレイヤー全てが報酬を受け取り、多かった分だけ報酬が飛ばされます。
1位が2人いれば、次の人は3位となります。
次に贅沢品からの収益。
自分の商館にある贅沢品コマの種類の数(色の数)に応じて収益を得ます。
1種類……2勝利点
2種類……6勝利点
3種類……12勝利点
4種類……20勝利点
それぞれ得ます。
3.保管と準備
このフェイズは1ラウンド目と2ラウンド目のみになります。
3ラウンド目では【最終得点計算】へと移ります。
●贅沢品コマの保管
自分の商館にある貿易船の上に贅沢品を保管します。
保管しなかった贅沢品はゲームから取り除かれてしまうので注意いたしましょう。

こんな感じに。
上記の画像ではカードとコマの色を合わせていますが、保管する際には色関係なく1つ保管することができます。
●同盟都市の支援
最も繁栄度が低い都市の繁栄度を1増加させます。
都市の繁栄度マーカーを右1マス動かします。
もし、複数繁栄度が低い都市がある場合には全て1マス動かします。
●交易カードの補充
各都市にある空きスペースへと交易カードを配置します。
配置するための束は最初に作った2つの山からプレイ人数に応じたカードを取り、配置します。
その後に贅沢品カードの上に贅沢品コマを配置したら次のラウンドへゴー!!です。
そして……
【最終得点計算】
これらを2ターン行い、3ターン目にはこの最終得点計算へと移行いたします。
●議会での影響力
まずは議会での影響力です。
各プレイヤーは商館に置いてある裏向きの交易カードを全て表向きにします。
その後、今表向きにしたカード(もともと表で配置していたもの以外)の交易力を色に関係なく合計します。
この際、贅沢品コマはカウントいたしません。
そして、数値の一番高いプレイヤーが一番影響力があると言うことで、最も繁栄度が高い都市の繁栄度が高い都市の固定収益を得ます。
それから、2位、3位、4位と続きます。
マーカーが右にあるものから順番に、ですね!!

やっぱり大都市であればあるほど、都市に対する影響力は凄まじいものがありますね。
これ以降は表に返したカードは全て表向きのカードと同じ扱いとなります。
●黄金の船
次は商館にある貿易船の枚数を確認します。
枚数を比べ、多いプレイヤーから順番に、
1位……20マルク
2位……10マルク
3位…… 5マルク
となります。
これらは貿易船を1つも所持していない場合には
たとえ2位だったとしても貰うことができません。
まずないでしょうが、1位の人以外は誰も所持していないとなってしまった場合には1位の人が20マルク受け取って終わりとなってしまいます。
●要人とのコネクション
自分の商館にある異なる要人の種類を数えます。
各プレイヤーは種類に応じて収益を得ます。

右上のアルファベットを見るとわかりやすいですね。
1種類…… 2マルク
2種類…… 6マルク
3種類……12マルク
4種類……20マルク
5種類……30マルク
6種類……42マルク
7種類……56マルク
8種類……72マルク
次に自分の商館にある同じ種類の要人に突き以下のように得点を得ます。
2枚…… 6マルク
3枚……20マルク
となります。
かなり大きな配点となります。
やはり、人の営みの中で生きる以上は人との繋がりは大事ということですね!!

これらすべてを合計し、最も収益の多いプレイヤーの勝利となります!!
もし複数いた場合には要人カードの種類が多い人が勝利となります。
コネクションを利用しての勝利ですね!!(外聞がすごく悪い)
もしそれでも同じであれば、等しく勝利を分かち合いましょう!!
と、言うわけで『ハンザの女王』いかがでしたでしょうか?
基本的には順番にカードを取り、都市を発展させ、要人と繋がりを作ってバンバン交易していくゲームとなります。
商館に裏向きに配置するカードなんかは奇襲性があり思わぬ得点が出て来ることも。
相手の動きを読みつつ、繁栄度などを操作して頂点に君臨いたしましょう!!
ハンザ同盟の頂点に立つのは君だ!!

 

ライター紹介

唯白ユウキ(ゆいしろ ゆうき)
ゲームシナリオライターとして活動中
アナログ・デジタル共にゲームは大好き。
一人だとADV系ゲームがお気に入り。
多人数系は終了後に皆で話題にできるものが良いです。