ボードゲームレビュー第49回「バトルシープ」

「バトルシープ」(原題:BattleSheep)
発売元:blueorange/日本語翻訳:テンデイズゲームズ
作者:フランシスコ=ロッタ
プレイ人数:2~4人用
対象年齢:7歳以上
プレイ時間:15分


 

 

め~、めぇぇ~~♪ めぇぇ~~♪
はいっ、ということで今週もやって参りましたキウイゲームズ様のボードゲームレビュー! 本日は私、三家原が担当させて頂きますめぇぇぇ~♪

今回ご紹介するのは、テンデイズゲームズ様より発売中の「バトルシープ」ですー!!

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シープ、つまり羊さんが主役のゲームなのです!

このゲームはちょっと変わった経緯がありまして、元々は2000年にフランスで誕生した『スプリッツ(Splits)』という赤と白のコマでプレイしていたゲームを、コマを個性溢れる羊に置き換えて2013年にリメイクされたという経緯があるのですよ。

しかもリメイクの翌年、ドイツの年間ゲーム大賞の推薦リストにノミネートされたりと、とっても優秀なゲームさん。

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どの羊さんも個性豊かというか、なんというか、うん、可愛らしいですね(笑)

使用するのは、各色羊駒と牧草タイルのどちらも16枚ずつ。
プレイ時間も15分ととっても短くて、シンプルゲームに入るゲームなのですよ。

ではでは、準備をしていきましょうー♪

まず各プレイヤーは各色どれか一色の羊駒と牧草タイルを4枚受け取ります。

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牧草タイルは全部、この形。

そして、次に牧草タイル1枚をテーブルの中央に置いて、時計回りの順にプレイヤーは持っている牧草タイルを、すでに置かれたタイルの一辺に接するように置いていきます。

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今回のゲームボードの作成完了ー♪
もちろん、一辺さえ接していればどんな形に作っても問題なんですけど、できるだけ大きな島を作るのがゲームを円滑に進めるポイントなのです。

こうしてゲームボードが完成したら、最後に羊駒をすべて重ねてボード上の外周のいずれかに置きます。

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これでゲームの準備ができました。
時間にして約5分少々? 牧草タイルと羊駒の置く場所で長考した割には、そんなに時間かかりませんでしたね。こういうサクサクと準備できるのっていいですよ~。

さあ、準備が整えば……バトルのお時間だ!

とはいえこのゲーム、バトルの勝敗を決めるサイコロだとか武器の類は、同梱されておりません。

ならばどのように勝敗を決めるのかというと、プレイヤーは羊駒を動かしてより多くのスペースを確保することで決まります。

手番が来たら、プレイヤーは羊駒の山から最低でも1つ残るよう、好きなだけ手に取ります。そして手に取った羊を元あった羊駒を起点にして、一直線に進めていくのです!

羊なのに、猪突猛進していくのですよ(笑)

ただし、もしも相手の羊が居た場合やゲームボードの端に来たら、そこで激突して移動は終了となります。まさに猪突猛進(笑)

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こうしてガンガンと一直線にぶつかっていきながら、陣地を広げていくゲームなのです。

ルールはたったこれだけ! しかしシンプルであるにも関わらず、ゲームボードの形、プレイヤーの思考によって、千差万別なゲームが展開されていくのが面白いですねー。

駒をどの配分で分けていくかが、けっこう重要ですね。

下の写真みたいに、上の少しある小島を完全占拠したり、他の出入りを防ぐ為に駒がいくつ必要かなど、なれてくると計算する部分がたくさんあったり。

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ゆっくりと陣地を広げる為に駒を多く確保していたのに、気が付くと道を分断されて駒が使えなくなるなんて危険も潜んでいたり!!

相手の駒も自分の駒も飛び越える事ができないので、油断していると行き止まりで「ぎゃー!」となるのですよ~。

なのでそうならない為にも、相手の駒がどういう意図でそれだけの数と移動をしたのか、シミュレーションしながら次の一手を考えると短時間だけど、目が離せない面白さ。

システムはシンプルで面白く、ゲームボードも小さいのでササッとやるには十分だけど、たっぷりと遊ぶという面では少し物足りないかなーっと思ったり。
なのでぜひ一度、二箱分用意して広大な牧草地と羊駒でやったらどんな風になるのかなーっと、思ってみたりしてしまう今日この頃。

ささっ、今回ご紹介した「バトルシープ」は、いかがだったでしょうか?
将棋やオセロみたいに駆け引きを簡単に、しかも短時間で遊べるという点では、けっこう良い物じゃないかなーっと思う一本なのです。

ご興味のある方は、ぜひぜひ一度遊んでみてくださいませ~♪

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何回見ても個性的な羊たちで、しかも同じ色の中で1つ1つ表情が違うのも、またツボなのですよ(笑)

 

ライター紹介

三家原優人(みけはら ゆうと)
 ゲーム制作チーム「Team・Birth-tale」所属。
 ゲームシナリオライターだけでなく、映画会社にて長編映画の脚本や出演など多岐に渡って活動中。
 趣味はガジェット集め。国内・国外問わずの気になるガジェットを集めては愛でる日々。
 実は某公国の爵位を持っていたりする。

代表作
 歴史シミュレーションゲーム「三極姫」シリーズ。
 恋愛アドベンチャーゲーム「はち恋」。
 長編ホラー映画「腐女子」。
 その他多数。